閑静な住宅街に溶け込む歴史ある寺院墓地
円住院の正式名称は、影向山昆沙門寺圓住院。承久3年(西暦1221年)中納言明禅法師により開山され、元和元年(1615)喜多見若狭守忠重が再建立、権大僧都重知和尚が開基し、現在まで続く由緒ある寺院。現在の本堂は昭和32年、台門学寮昭和41年、庫裡昭和42年、客殿は昭和50年に各々新改築された。隣地の日枝神社は圓住院の守護神として祀られたという史実もあり、日枝神社にある銀杏の大きな樹木や、けやきの木は、圓住院の景観にも一景を添えている。本堂左手には無縁仏、水子地蔵があり、檀信徒の参礼が絶えない。多摩川にも程近く、閑静な住宅街に溶け込み、美しい白塀に囲まれ静華な佇まいをみせる。境内には春夏秋冬問わず、水仙、あんず、さくら、牡丹など、沢山の花々が景観を美しく彩る。