目黒区下目黒に位置するお寺。最寄り駅から3分と好環境。
大円寺(大圓寺)は目黒区下目黒という大都会のコンクリートジャングルの中において、数々の素晴らしい歴史を今も大切に、また静かに護り続けている。 また、比叡山から勧請してきた大黒天も祀られており、江戸の三大黒天として現在でも草創ゆかりの大日如来像と合わせて崇め親しまれている。
八百屋お七と吉三(西運)の活動を伝える石碑
目黒駅から行人坂を下る途中に古刹「大圓寺」はあります。行人坂命名の所以は、同寺に行人が多く住んでいたということに由来するようです。
境内地には、身体の良くない部分に金箔を貼って祈祷する「薬師如来」や、八百屋お七と吉三(西運)の活動を伝える石碑があることから縁結びなどのご利益もあると言われています。釈迦三尊像など多くの「石仏群」もあるのですが、これは1772年の江戸の大火により亡くなった方を供養するためのものだという記録があるようです。
また、江戸城の裏鬼門を護る「大黒天」も祀られており、江戸の三大黒点として親しまれています。
墓所の特徴
由緒ある「大圓寺」の境内地には墓所が控えています。大都会のど真ん中にある墓所ですが、近代的なビル群に囲まれる中、妙にしっくりと回りの風景に馴染んでいるのが特徴的です。目黒駅に近い立地であるという好アクセスは魅力的です。
寺院墓地のため、墓所を求める際には、天台宗であることが必須条件となっています。今は別の宗派でも、天台宗に改宗すれば墓所を求めることは可能です。
◆一般墓
一般墓
墓所はオーソドックスな和型の一般墓となります。永代使用料は0.3㎡で900,000円。0.42㎡で1,200,000円。0.81㎡で1,500,000円と、駅近好立地の古刹の墓所だけあり、決して安くはありません。墓石施工を含めますと、1,900,000円~3,200,000円という価格設定になるようです。
お墓参りのことを考えると、公共交通機関が使えるという利便性が良いため、皆も集まりやすいというメリットは希少価値性が高い墓所と言えましょう。
施設の特徴
さまざまな名所や、指定有形文化財を有する「大圓寺」は、一般の方も多く立ち寄られる寺院です。そのため閉鎖された印象がなく開かれた寺院であるのが特徴です。境内地には本堂もあるため、法要などを執り行うことができます。
演出やサービスなどはない、祖先を祀り、供養するというシンプルなタイプの墓所を希望する方にはお薦めの寺院墓地です。