港町として独特の風情がある横浜の霊園は、公園墓地と呼ばれる、明るい雰囲気の所が多くあります。
ピクニック感覚でお墓参りに行く人も多いとか。
これからお求めになる方も、ご自身の状況に合わせて、是非一度、気になる霊園を見学してみる事をオススメします。
ただし、霊園では、日々ご納骨や法要が行われています。
勝手に墓地内に入るのではなく、事前に見学予約を取ってから向かうようにするべきでしょう。
横浜市の霊園の種類
横浜市内には、①市営墓地、②寺院墓地、③民営墓地と様々な種類の墓地があり、最近では樹木葬や納骨堂といった跡継ぎのいない方でも安心なタイプのお墓がある霊園も多く作られています。
- ①市営墓地
- 横浜市の市営霊園は久保山墓地（神奈川県横浜市西区）、久保山霊堂（神奈川県横浜市西区）、メモリアルグリーン（神奈川県横浜市戸塚区）、日野公園墓地（神奈川県横浜市港南区）三ツ沢墓地（神奈川県横浜市神奈川区）、の5つの市営霊園があり、一年に一度空きのある1～2箇所の墓地で応募者を募り、抽選を行います。
注意しなければいけないのは、墓地の使用申込みにあたり様々な条件があるという事です。
- ・一般墓はご遺骨を持っていないと申込み不可
- ・市内在住3ヶ月以上
- ・1年以内に建墓工事を完了しなければならない
など
申込み条件を満たし応募された方の中から抽選に当選し、審査を通過し永代使用料を期日までに支払うと墓所の使用権を得ることができます。
お墓の工事に当たって、決まった石材店はありませんが、1年以内に工事を完了させないと使用権を失う可能性があります。
毎年、支払わなければならない年間管理料は2～4割程抑えられますが、初期費用は寺院墓地や民営墓地と大差ないと言えます。
- ②寺院墓地
- 横浜市には旧東海道の戸塚区、保土ヶ谷区、神奈川区を中心に数多くの寺院があり、墓地を分譲している寺院も多くあります。
購入前にご住職と面談の上、檀家になる必要がある霊園がほとんどですが、毎日お経を詠んでもらえるため、安心できます。
また、お施餓鬼などの定期行事を行っている所も多く、同じ檀家としての繋がりを持つことができるメリットもあります。
- ③民営墓地
- 横浜市には65箇所以上もの民営墓地があり、全国的にも非常に多い地域と言えます。
しかしながら、そのうち半数近くの霊園が完売してしまっており、新しく作れる場所も少ない地域ですので、今後購入可能な墓地は減っていく事が予想されます。
角地や水場の近くなどの区画は、売り出しと同時に埋まる事もあるため、新規開園や新区画開放の情報などはいち早く入手したい地域です。
特定の宗旨宗派に依らず、購入前の抽選もないため（新区画売り出し時などを除く）、人気が高い霊園のタイプです。
一般墓・芝生墓所・デザイン墓・納骨堂・樹木葬など、利用者の多様なニーズに応えられる、様々なタイプのお墓から選べる霊園が多いのも横浜市の霊園の特徴の一つです。
その他にも、交通の便、環境や設備、価格などを考慮して選ぶのが良いでしょう。
霊園内はきれいに整備されている所が多いものの、市営墓地と比べると年間管理料が割高な傾向にあります。
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