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尼崎市は、兵庫県の南東部に位置している人口約45万人の中核市です。兵庫県内では、神戸市、姫路市、西宮市に次いで4番目に人口が多く、人口密度については県内で最も高い自治体です。
大阪湾に面している南部は工業地帯で、市の中央付近から北部にかけてのエリアに住宅地が広がっています。近年では市内の主要地の再開発が進んでおり、大型商業施設や高層マンションが建ち並んでいます。
以前は阪神工業地帯の中心地として栄えていたものの、その影響で公害が多い街としても知られていました。そのイメージを覆すため、市では環境改善を続けてきています。その取り組みの甲斐があり、汚染が著しかった川の水質が改善し、魚が住めるようになったことで、2000年に「蘇る水100選」という建設大臣賞を受賞しました。
そんな尼崎市のお墓事情はどのようになっているのでしょうか。お盆の風習にまつわる制度のことについても触れながら、尼崎市のお墓事情についてみていきましょう。
尼崎市でお墓を購入する場合、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか。
尼崎市を含む兵庫県で一般墓を購入する場合、費用相場は約68万円です。全国的な中央値は約40万円なので、兵庫県の相場が全国より高めであることがわかります。一般墓の購入には、別途、一般墓用土地の購入も必要となりますが、こちらの費用相場は約52万円です。全国的な中央値は約34万円となっており、こちらも高めの相場となっています。
近隣の府県での費用相場とも比較してみましょう。大阪府は一般墓が約100万円、一般墓用土地が約68万円、京都府では一般墓が約80万円、一般墓用土地が約60万円、岡山県では一般墓が約38万円、一般墓用土地が約36万円です。これらの数値と比較すると、関西圏の中心である大阪府などよりはやや安価ではありますが、反対側の岡山県と比べると高額になります。
尼崎市のみでみた場合、兵庫県内の費用相場と比べれば費用を抑えられる墓地もありますが、リーズナブルな価格の墓地は早めに埋まってしまう傾向があります。尼崎市内でお墓の購入を検討しているのであれば、希望する場所の情報を逃さないよう、早めに検討をはじめた方が良いでしょう。
厚生労働省『人口動態調査』『衛生行政報告例』より「いいお墓」作成
尼崎市内での死者数は、2018年はわずかながら減少したものの、全体的な流れでみると増加傾向にあります。尼崎市全体の人口は減少傾向ですが、高齢者の割合は年々増え続けています。そのため、死者数はしばらく減ることはなく、増加傾向が続くものと考えられています。この傾向は兵庫県全体でも同様で、県内の死者数は年々右肩上がりに増加しています。近隣の他の自治体においても、この状況に大きな差はありません。
死者数が増え続けている一方で、お墓の数は増えてはいません。2015年から2017年にかけては、増加することなく横ばいで推移しており、今後お墓の数が足りなくなってしまうことが考えられます。そのような状況になると、お墓を購入したいと考えても購入できるお墓がない、待っていても希望する墓地に空きが出ない、といった場面が生じてしまうかもしれません。
もしも尼崎市内でお墓を購入しようと考えているのであれば、お墓をもつできるだけ早めに情報を集めはじめることをおすすめします。
尼崎市内の墓地は、市の中央部から北部にかけてのエリアに点在しています。鉄道路線の沿線に位置している墓地も多く、移動は電車を使うと便利でしょう。鉄道路線の中でも、墓地は「阪急神戸線」や「JR神戸線」、「阪神本線」の沿線に比較的多いです。市内外からの移動が電車になるのであれば、これらの沿線で購入候補を検討すると良いでしょう。
車を利用するのであれば、「国道2号線」や「地方道13号線」などが便利です。市外や県外など、高速道路を使って尼崎市内まで来る場合は、「阪神高速3号神戸線」の尼崎東ICや尼崎西IC、「名神高速道路」の尼崎ICを利用すると良いでしょう。市内のこの2本の高速道路が走っているため、尼崎市から少し離れた場所であっても、日帰りでお墓参りに来ることも難しくはありません。高速道路や国道から近い場所にも墓地はありますので、車移動が多い方は主要道路沿線に位置している墓地を購入候補としても良いかもしれません。
尼崎市内には、天然温泉に入れる場所がいくつかあります。日帰りで楽しめる温泉も多く、市内外から人が訪れています。墓地があるエリアに近い温泉もありますので、せっかくお墓参りなどで尼崎市内まで来るのであれば、帰りに立ち寄って疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
全国各地には、お墓や葬儀にまつわる独特の風習や制度が根付いていることが少なくありません。尼崎市では、どのような風習や制度が残っているのでしょうか。
尼崎市では、精霊流しのお供え物を川に流さず、市が所定の時間と場所で収集することが一般的です。毎年、お盆の最終日である8月15日ごろの夕方に、市内の十数か所に収集場所を設けて、各家庭からお供え物を収集しています。
精霊流しとは、お盆におこなわれる風習のひとつで、お盆を迎えた家族がお供え物を川に流すものです。初盆の場合は、精霊船と呼ばれる船を用意し、増加や提灯などで飾ったものを流します。近年では、実際に川に流すことはしない地域も多くなりましたが、一部の地域では実際に川や海に浮かべることもあります。
精霊流しのお供え物の収集については、詳しい日時などは尼崎市の広報紙などに掲載されています。広報紙は市のホームページ上でも公開されていますので、お盆の帰省などで尼崎市へ行く前に知りたい場合などは、そちらを参考にしてみてください。
尼崎市の霊園・墓地では、尼崎浄苑 さくらテラス(尼崎市/立花駅) 、 西教寺墓苑(尼崎市/大物駅) 、 廣宣寺永代供養墓・納骨壇(尼崎市/立花駅)などがランキングでよく選ばれています。
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尼崎市での霊園・墓地の費用相場(目安購入価格)は、一般墓126万円、永代供養墓66万円、樹木葬62万円、納骨堂66万円です。
お墓購入にかかる費用は同じ霊園でも区画や空き状況によって異なるため、詳しくは資料請求や現地見学で最新情報を入手しましょう。
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尼崎市の公営霊園には、尼崎市営 弥生ケ丘墓園(園田駅から徒歩約12分)などがあります。
「いいお墓」では、墓じまいに伴う墓石撤去・処分、各種手続きの代行はもちろん、お墓の引っ越し・改葬先のお手伝いもしています。
墓じまい一括見積もりをご利用いただくことで、墓じまいの作業や手続きを代行してくれる業者をご紹介。役所での「改葬許可証」などの申請手続き、石材店との調整・交渉、お寺との離檀の交渉も代行いたします。「手続きのために時間が取れない」という方でも、お気軽にご相談ください。
一般墓とは、墓石のある従来型のお墓で、家族や一族など家単位で承継する伝統的なお墓を指します。ご遺骨をカロートと呼ばれる納骨室に納めて供養し、霊園や寺院に墓所の管理費を支払うことで永代に渡って使用することができます。墓石については石材店に依頼して建墓や彫刻を行うことになります。
一般墓のメリット・デメリットや選び方については「一般墓のメリット・デメリット、費用と建て方を解説」の記事で詳しく解説しています。
永代供養墓とは、お墓を承継する人がいない場合に、霊園や寺院が遺族に代わり永代に渡ってご遺骨を管理・供養してくれるお墓のことを指します。墓石型や樹木型といったさまざまな種類のお墓に「永代に渡って供養をする」というサービスが付いたお墓だといえます。少子化や高齢化が進んだ現在では、子どもや家族への負担を減らしたいという考えから、承継者がいても永代供養墓を選ぶケースが増えてきています。
永代供養墓のメリット・デメリットや選び方については「永代供養墓とは - 種類と費用、選び方のポイント」の記事で詳しく解説しています。
樹木葬とは、墓石を建てず、樹木や花を墓標として埋葬するお墓のことを指します。埋葬方法はさまざまで、ご遺骨を最初から土に埋葬するタイプや、粉骨して骨壺に納め個別埋葬するタイプ、一定期間経過後に合祀するタイプなどがあります。永代供養付きが一般的なので、埋葬後の管理やメンテナンスを個人で行う必要がないのもメリットの一つです。樹木葬は、民営霊園や寺院のほか、近年では都立霊園などの公営霊園でも導入され、人気が高まっています。
樹木葬のメリット・デメリットや選び方については「樹木葬とは - 種類・特徴や費用相場」の記事で詳しく解説しています。
納骨堂とは、ご遺骨を主に建物内に安置し供養するもので、室内にある仏壇式やロッカー式などのお墓のことを指します。自動搬送式納骨堂といった機械式のものもあります。主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めており、駅から近く、天候を気にせずお墓参りできる施設が多いことも人気の理由の一つです。
納骨堂のメリット・デメリットや選び方については「納骨堂とは - 種類と費用相場、メリット・デメリット」の記事で詳しく解説しています。
一般的なお墓購入の流れを以下でご紹介します。
墓石があるお墓の場合、上記①から④まで最短で2～3カ月かかるため、スケジュールに余裕をもって動くことをおすすめします。
また、購入前には必ず現地見学を行いましょう。現地見学の際には、交通手段やアクセスしやすさの確認と、資料や写真では分からない情報や霊園の雰囲気を知るほか、管理費や埋葬料など後で必要となる費用の有無、納骨・埋葬方法、個別埋葬の期間、お墓参りや法要で利用する施設・設備や利用時間、霊園の管理体制、近隣で供花やお線香が入手可能かなどについても確認しておくとよいでしょう。
「いいお墓」では、お墓に関する知識や情報を「はじめてのお墓ガイド」という形で提供しています。
以下でお墓選びに役立つ記事をピックアップしましたので、お墓探しや現地見学、購入前の参考情報としてぜひご活用ください。
「いいお墓」は、1984年創業の株式会社鎌倉新書（東証プライム上場、証券コード：6184）が運営しています。
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