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「天下の台所」として栄えた大阪。現在も東京に次いで日本を代表する経済都市を形成していて、なにわ商人、商売のまちといったイメージが強い土地柄です。
お金に関して計算高い一方、本音を大切にしたり、情で商売をするといった温かみのある風土でもあります。親しみやすく抜群のコミュニケーション能力で世渡り上手な大阪人は、合理的でせっかちだといわれる県民性は、精進落としをその日のうちに済ませるという風習にもよく現れています。
※厚生労働省『人口動態調査』『衛生行政報告例』より「いいお墓」作成大阪府の死亡者数は、大幅に増加しており、1990年代から2017年にかけて、3万人以上増えています。
1990年には5万2,844名でしたが5年後の1995年には5万8,255名。2000年に6万1,315名となって、2005年6万8,648名、2010年7万6,556名。2012年には8万名台を超えて87万472名となって以降、2010年代は8万名台で推移して2017年、8万7,082名となっています。
それに対して墓地数はほとんど変化せず、2005年以降3,000前後で変化しています。死亡者数は増えているにもかかわらず、墓地数には変化がないため、お墓が不足しつつあります 。イメージに沿ったお墓を手に入れるためには、早めのお墓探しをするのが良策です。
商魂たくましいなにわ商人の血を引く大阪人。現在も、商売が盛んな風土から生まれた雰囲気や習慣、人付き合いなどが色濃く残っています。
とくに県民性は明るくておおらか、人なつっこいほか、お金の使いかたや仕事の進め方が合理的で体面より実利を取るといった傾向が顕著です。また、大阪弁で「いらち」と言われるせっかちな一面もあります。このほか、本音で話すことが大切にされたり、ボケやツッコミの笑いの感覚を使って会話を楽しんだりと、他の地域にはあまり見られない文化であるのも大阪ならではです。
このような地元の人たちの雰囲気は、お墓や葬儀のならわしなどにも色濃く影響を与えています。たとえば、火葬の後に行われるお骨上げでは2つの入れ物が用意されているのも大きな特徴です。もとももと歴史的に仏教の中心地だった大阪。さまざまな宗派の信仰がお骨を二つに分けて納めるという風習になったと考えられます。
また、一般的には葬儀やお墓への納骨などをすべて終えてから四十九日の法要で参列者といただく精進落としを、火葬中に行うのも大阪らしいならわしです。時間を節約してコンパクトに終わらせたいという大阪人のせっかちな部分がよく現れているといわれています。
ここからは、こうした大阪に今も伝わっている葬儀の風習をいくつかご紹介します。

葬儀の後、火葬場でお骨上げをするとき、大阪では骨箱が2つ用意されます。 一つは、本骨とよばれるのど仏用の小さなもの、もう一つは胴骨とよばれる全身の骨を入れる大きめのものです。ただし、どちらもサイズ的にすべてのお骨を納めることはできません。
のど仏の本骨のみを収骨する風習が大阪では強まっているのが背景にあります。全国的にはできるだけすべてのお骨を納めたいと思うところですが、大阪は京都府や和歌山県、滋賀県などに古くから仏教の宗派の総本山がいくつもあるためという説が有力です。
関西では伝統的にお骨の一部を自分の宗旨の総本山に納める習慣があって、家のお墓用と総本山用の2つを用意するというかたちが続いていました。現代ではかたちを変えて、本骨と胴骨それぞれの骨箱を2つ用意するならわしが続いていると考えられます。
なお、大阪市内には市営の火葬場が5箇所あります。友引などに関係なく元日以外は火葬場が開いていて、年末年始やお盆に関係なく葬儀が行えるのも大阪らしい合理的な感覚が表れているといえるかもしれません。
最近は大阪の都市部では死亡者が増加しているため、火葬場も順番待ちというケースが増えています。早くても2〜3日、待たされる場合は1週間程度も火葬が先になることもあるようです。
「いらち」の性格で何事も早く済ませたい大阪人。なんと大阪では精進落としを火葬の最中に行うことが一般的です。
全国的には、精進落としは葬儀をすべて終えて、四十九日法要の日の最後に行う会食を指します。忌中と呼ばれる四十九日を迎えるまで、遺族は肉や魚を避けた食事を取ることで、喪に服していたのです。そして、四十九日を迎えて、再び日常生活を送るという節目から行われるのが精進落としのそもそもの由来。
しかし、大阪では葬儀の後、一度火葬場に行き、式場に戻って精進落としを食べてから再び火葬場に戻って収骨するというスタイルが習慣となっています。
実は大阪市内の火葬場は火葬が終わるまでの時間に会食ができるような設備が整っていません。したがって、火葬をしている約2時間ほど、有効に時間を活用するため式場と火葬場を往復してでも精進落としを組み込むようになったといわれています。
火葬場と式場が離れている場合は、往復の時間だけで2時間が過ぎてしまいます。近年、火葬場の周辺に精進落としや法要のための飲食店もあって、式場の代わりに会食で利用するケースも増えています。
初七日や四十九日、一周忌を葬儀当日に済ませてしまうことは全国的に見られるようになりましたが、大阪のように精進落としを火葬中に終わらせるというのはかなり珍しい風習だといえるでしょう。
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一般墓とは、墓石のある従来型のお墓で、家族や一族など家単位で承継する伝統的なお墓を指します。ご遺骨をカロートと呼ばれる納骨室に納めて供養し、霊園や寺院に墓所の管理費を支払うことで永代に渡って使用することができます。墓石については石材店に依頼して建墓や彫刻を行うことになります。
一般墓のメリット・デメリットや選び方については「一般墓のメリット・デメリット、費用と建て方を解説」の記事で詳しく解説しています。
一般的なお墓購入の流れを以下でご紹介します。
墓石があるお墓の場合、上記①から④まで最短で2~3カ月かかるため、スケジュールに余裕をもって動くことをおすすめします。
また、購入前には必ず現地見学を行いましょう。現地見学の際には、交通手段やアクセスしやすさの確認と、資料や写真では分からない情報や霊園の雰囲気を知るほか、管理費や埋葬料など後で必要となる費用の有無、納骨・埋葬方法、個別埋葬の期間、お墓参りや法要で利用する施設・設備や利用時間、霊園の管理体制、近隣で供花やお線香が入手可能かなどについても確認しておくとよいでしょう。
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