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和歌山市は約36万人が暮らす街です。和歌山県の北部に位置し、県庁所在地で中核市にも指定されています。江戸時代に紀州徳川家が治めていた地域で、紀州藩の城下町として栄えていた歴史も持っています。現在は、和歌山県の人口の約40%の人々が和歌山市で暮らしているため、和歌山県の中心的な街となっています。
和歌山市の年間平均気温は17度で、温暖な気候が特徴です。和歌山市の北側には紀泉アルプスがあり、西側には和歌山湾があるという地形から、山と海のレジャーや自然を満喫することができます。また、約3,000発の花火が打ち上げられる「和歌山港まつり花火大会」は多くの観光客も訪れます。
和歌山市内にはJR線をはじめとした3社8路線が通るため、大阪方面や関西国際空港へのアクセスが良好です。「第二阪和国道」の開通や「阪和自動車道」の入り口もあるため、市内外への移動もスムーズにおこなえます。
自然が多く交通の便も良い和歌山市。では、和歌山市のお墓事情はどうなっているのでしょうか。この記事では、和歌山市のお墓の相場や墓地、今も残るならわしについてご紹介します。
この項目では、和歌山市を有する和歌山県のお墓に関する相場についてご紹介します。
和歌山県の一般墓の中央値をみてみると、約32万円となっています。一方、全国的な一般墓の中央値は約40万円なので、その差額は8万円ほどになり、和歌山県の相場が安いことが分かります。
次に、一般墓を建てるための土地の購入費用についても確認してみましょう。和歌山県では一般墓土地の中央値は約30万円になります。全国的な一般墓土地の中央値は約34万円になり、その差額は約4万円という結果です。一般墓土地の中央値に関しても、和歌山県の相場が安価だと分かります。和歌山県は全国平均と比べると、お墓に関する費用が安くなる傾向です。
では、和歌山県の隣県と比べてみるとどうなっているのでしょうか。和歌山県に隣接する都道府県は三重県、大阪府、奈良県の3つです。三重県の一般墓の中央値は約40万円、土地代の中央値は約33万円で、大阪府の一般墓の中央値は約100万円、土地代は約68万円、奈良県の一般墓の中央値は約74万円、土地代は約55万円となっています。和歌山県に隣接する3県の中で、一般墓の中央値で一番高いのは大阪府です。次いで奈良県、三重県と続きます。一般墓を建てるための土地の購入費用に関しても同様です。和歌山県は全国の中央値だけではなく、隣接する3県と比べてもお墓に関する費用が安く抑えられる傾向があるといえます。
次は和歌山市の死者数についてみていきましょう。和歌山市が発表した統計によると、死者数は右肩上がりで増加しています。2000年の時点では年間3,589人が亡くなっていますが、2005年は3,688人に増えた形となりました。さらに5年後の2010年の時点では、年間3,943人の死者数が確認されており、2015年には4,330人が亡くなっています。全国的に高齢化が進んでいる中で、和歌山市も例外ではありません。統計をみる限り、右肩上がりで増加していく死者数の傾向は今後も大きく変化することはないと予想されます。
それでは、和歌山市内の墓地数はどうなっているのでしょうか。和歌山市内にある墓地数は、2000年の時点では489ヵ所で、2005年には492ヵ所に増加しています。その後も、死亡者数ほどではありませんが、墓地の数も増加傾向にあり、2010年には499ヵ所と500ヵ所に迫るほどになりました。しかし、2017年には増加することなく横ばいの数字となっています。
高齢者が年々増えている和歌山市は、それにともない死者数が増え続けると予測されます。対して、墓地数は緩やかに増加していることも確認されていますが、近年では横ばいの数字で推移しているのが気になるところです。今後もこの数字が続くと、死者数が墓地の数を上回り、墓地不足になることも考えられます。いざ墓地が必要になったときに、希望の霊園がみつからないといったトラブルを避けるためにも、余裕を持って、早いうちからお墓について準備をしておいても損はないでしょう。
この項目では和歌山市の霊園、墓地についてご紹介します。
和歌山市の地図を確認すると、お墓は市内各所に点在していることが分かります。アクセスとしては、車だと「国道24号線」や「国道42号線」などを利用するとお墓参りがしやすいです。車でお墓参りする人のことを考えて、駐車場が広く整備されている霊園、墓地も多くなっています。
和歌山市内の霊園、墓地へは、公共交通機関でのお墓参りも可能です。電車だとJR線の他にも和歌山電鐵、南海電気鉄道など多くの路線が使えます。駅近や駅から徒歩圏内という霊園、墓地もあるため、自家用車を持っていないという人もお墓参りがしやすい環境になっています。
和歌山市内には和歌山電鐵貴志川線という路線が通っていますが、この路線は連日多くの観光客で賑わっています。観光客のお目当ては、この路線にある貴志川駅の駅長です。たびたびニュースにも取り上げられているので知っている方も多いかもしれませんが、なんとこの駅の駅長は三毛猫なのです。駅舎でのんびりと過ごすこのかわいらしい猫の姿を一目みようと、多くの人々が足を運びます。
和歌山市にお墓参りで訪れた際は、このローカル線に乗って、愛らしい駅長に会いに行ってみるのも良い思い出になるかもしれません。
和歌山市では「針供養」というならわしが今でも続いています。和歌山市の西側、加太にある淡嶋神社では、毎年2月8日に針供養がおこなわれています。淡嶋神社の祭神である少彦名命(すくなびこなのみこと)が、裁縫の道を教えていたとされているためはじまった行事です。淡嶋神社では毎年大量の針が納められており、1年間で集められた針を本殿で祓い、針塚に納めて塩をかけたあと土に返すことで供養とします。
針供養の日は淡嶋神社で毎年2月8日と決められていますが、これは「事八日(ことようか)」にちなんで決められています。事八日は事を始める、納める日とされ、12月8日を事納め、2月8日を事始めの日とする地域が多いです。
昔の日本の女性たちにとって、縫い針は生活に必要な道具であり、針仕事は大切な仕事でした。そのため、針供養の日だけは針仕事をお休みし、お世話になった針に対し感謝に気持ちを込めて供養することで、針の労を労ったとされています。また、針を供養することで今後の裁縫の腕が上達するようにとの願いも込めているそうです。
和歌山市の霊園・墓地では、真乗寺霊園(和歌山市/、南海 和歌山市駅) 、 和歌山市城下町の「寿光苑」(和歌山市/宮前駅) 、 正光寺境内墓地(和歌山市/東松江)などがランキングでよく選ばれています。
日本最大級のお墓探しサイト「いいお墓」では、和歌山市の霊園・墓地を17件掲載。口コミ情報や価格、アクセスなど条件を比較しながらお近くの霊園・墓地を探せます。
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和歌山市での霊園・墓地の費用相場(目安購入価格)は、一般墓99万円、永代供養墓45万円、樹木葬40万円、納骨堂45万円です。
お墓購入にかかる費用は同じ霊園でも区画や空き状況によって異なるため、詳しくは資料請求や現地見学で最新情報を入手しましょう。
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和歌山市の公営霊園には、和歌山市営 今福霊園(和歌山港駅から車で5分)などがあります。
「いいお墓」では、墓じまいに伴う墓石撤去・処分、各種手続きの代行はもちろん、お墓の引っ越し・改葬先のお手伝いもしています。
墓じまい一括見積もりをご利用いただくことで、墓じまいの作業や手続きを代行してくれる業者をご紹介。役所での「改葬許可証」などの申請手続き、石材店との調整・交渉、お寺との離檀の交渉も代行いたします。「手続きのために時間が取れない」という方でも、お気軽にご相談ください。
一般墓とは、墓石のある従来型のお墓で、家族や一族など家単位で承継する伝統的なお墓を指します。ご遺骨をカロートと呼ばれる納骨室に納めて供養し、霊園や寺院に墓所の管理費を支払うことで永代に渡って使用することができます。墓石については石材店に依頼して建墓や彫刻を行うことになります。
一般墓のメリット・デメリットや選び方については「一般墓のメリット・デメリット、費用と建て方を解説」の記事で詳しく解説しています。
永代供養墓とは、お墓を承継する人がいない場合に、霊園や寺院が遺族に代わり永代に渡ってご遺骨を管理・供養してくれるお墓のことを指します。墓石型や樹木型といったさまざまな種類のお墓に「永代に渡って供養をする」というサービスが付いたお墓だといえます。少子化や高齢化が進んだ現在では、子どもや家族への負担を減らしたいという考えから、承継者がいても永代供養墓を選ぶケースが増えてきています。
永代供養墓のメリット・デメリットや選び方については「永代供養墓とは - 種類と費用、選び方のポイント」の記事で詳しく解説しています。
樹木葬とは、墓石を建てず、樹木や花を墓標として埋葬するお墓のことを指します。埋葬方法はさまざまで、ご遺骨を最初から土に埋葬するタイプや、粉骨して骨壺に納め個別埋葬するタイプ、一定期間経過後に合祀するタイプなどがあります。永代供養付きが一般的なので、埋葬後の管理やメンテナンスを個人で行う必要がないのもメリットの一つです。樹木葬は、民営霊園や寺院のほか、近年では都立霊園などの公営霊園でも導入され、人気が高まっています。
樹木葬のメリット・デメリットや選び方については「樹木葬とは - 種類・特徴や費用相場」の記事で詳しく解説しています。
納骨堂とは、ご遺骨を主に建物内に安置し供養するもので、室内にある仏壇式やロッカー式などのお墓のことを指します。自動搬送式納骨堂といった機械式のものもあります。主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めており、駅から近く、天候を気にせずお墓参りできる施設が多いことも人気の理由の一つです。
納骨堂のメリット・デメリットや選び方については「納骨堂とは - 種類と費用相場、メリット・デメリット」の記事で詳しく解説しています。
一般的なお墓購入の流れを以下でご紹介します。
墓石があるお墓の場合、上記①から④まで最短で2~3カ月かかるため、スケジュールに余裕をもって動くことをおすすめします。
また、購入前には必ず現地見学を行いましょう。現地見学の際には、交通手段やアクセスしやすさの確認と、資料や写真では分からない情報や霊園の雰囲気を知るほか、管理費や埋葬料など後で必要となる費用の有無、納骨・埋葬方法、個別埋葬の期間、お墓参りや法要で利用する施設・設備や利用時間、霊園の管理体制、近隣で供花やお線香が入手可能かなどについても確認しておくとよいでしょう。
「いいお墓」では、お墓に関する知識や情報を「はじめてのお墓ガイド」という形で提供しています。
以下でお墓選びに役立つ記事をピックアップしましたので、お墓探しや現地見学、購入前の参考情報としてぜひご活用ください。
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