フォーシーズンメモリアル新座の現地レポート

■ロケーション
　2012年4月21日、本格的な英国式ガーデニング霊園の「フォーシーズンメモリアル新座」が埼玉・新座にオープンした。関越自動車道の所沢インターチェンジより車で約5分、大泉インターチェンジより車で約13分、練馬インターチェンジより車で約17分という場所に位置しているため、埼玉県内からだけでなく東京都内からのアクセスも良いのが特徴だ。同園の周囲は畑が多く、閑静な環境だ。同園の近くには交通量が多い川越街道もあるが、アプローチを長くとっているので騒音もほとんど届かず静かな雰囲気を保っている。

■施設の特徴
　同園の最大の特徴は、日本に在住し数多くの庭園のデザインを手がけた英国人ガーデニングデザイナー、マーク･チャップマン氏が全面監修しているところだろう。本格的な英国式ガーデニング霊園に仕上げられた同園は、四季を通じてどんな季節でもなにかしらの花が咲いているよう設計されているだけでなく、草の葉の色にもバリエーションを付け目にも楽しい色彩豊かな植栽を形作っている。同氏においては、毎月数回は来園して植栽の手入れをし、草花は季節によって植え替えをする予定あり、年間を通じて墓参者に対して植栽を楽しんでもらえるようになっている。樹木については、アラカシ、シラカシ、ハナノキ、クスノキを中心に、立体的に植えられている。イタリアンサイプレス並木の奥に滝が配置されている。さらに、ソメイヨシノやシダレザクラ、カワズザクラといった桜の木も植えられているので、花見の季節はさらに楽しめるに違いないだろう。
　同氏が監修をしているのは植栽だけではない。管理棟や調度品など、霊園内のすべてのものに関してトータルにアドバイスを行っており、すべてが英国式庭園にマッチするような設計を施している。これまでの日本の墓地は生活とはかけ離れたものであったが、生活空間の一部としての霊園でありたいという同氏の想いから実現したものだ。そのため、墓参りと墓石の掃除だけをしてすぐに帰るような形ではなく、墓参の後にベンチで休憩したり散策したりして過ごして欲しいという。さらに、園内は管理棟を含めすべてバリアフリー設計となっているほか、参道の幅を広くとっているので車イスに乗ったままでの墓参と散策も可能だ。
　同園では、左右にゆとりスペースを設けた「敷石ゆとり墓地」、墓石の両側に植物を植えたポットを配置した「ガーデニング墓地」、ガーデニング墓地とは異なったカラフルな植物が植えられている「緑地墓地」という3タイプの区画を用意している。ガーデニング墓地と緑地墓地の植栽に関しては、常時、注水ができる仕組みを採用しているため、枯れて見栄えが悪くなることはないという。
　また、滝の両サイドには、28万円（管理費不要）から申し込みができる永代供養墓「四季」を用意。骨壺のまま預けることができ納骨後は17年保管されるということから、単身者や跡継ぎがいない夫婦には人気があり、現在2ヵ所のものを8ヵ所まで増やす予定だ。

■アクセス
　同園へ電車、バスで行く場合には、東武東上線「みずほ台駅」よりライフバス「鶴瀬駅」行きに乗車して約7分。「通西」バス停下車、徒歩約10分。あるいは、JR武蔵野線「新座駅」より西武バス「跡見女子大」行きに乗車して約7分。「跡見女子大前」バス停下車、徒歩約15分となる。
　車で行く場合には、関越自動車道「所沢I.C」より約7分、「大泉I.C」より約13分、「練馬I.C」より約17分。あるいは、国道254号線および463号「英I.C」より約5分となる。
　タクシーで行く場合には、東武東上線「みずほ台駅」より約8分。あるいは、JR武蔵野線「新座駅」より約10分。あるいは、JR武蔵野線「東所沢駅」より約15分となっている。