合掌の郷 もちのき霊園の現地レポート

【アクセス・周辺環境】

最寄り駅は相鉄線の二俣川駅か、JR横須賀線の東戸塚駅で、東戸塚駅からは無料送迎バスが出ている。
東戸塚駅の西口に出て、バスターミナルになっている広場を左に回っていった先、積水ビルの前が無料送迎バスの発着場になっている。
バスは平日は毎時05分、日祭日は毎時05分と35分に東戸塚駅西口を出て、約5分でもちのき霊園に到着。
車で向かう場合は、横浜新道の川上ICを下りて戸塚カントリークラブ方面へ向かうと、5分足らずで右側に「合掌の郷 もちのき霊園」という大きな看板が見えてくる。
川上IC方面から向かうと、反対車線をまたいで駐車場に入る形になるが、それほど車通りの多い道ではないので後続車を待たせることはあまりない。
すぐ近くにカントリークラブや自然公園があり、周囲は緑が多く静かな雰囲気。

【園内】

ゆるやかな丘陵に階段状にいくつかの区画が広がっている。
各区画を結ぶ通路はかなり幅広くとられていて、階段部分には必ずスロープが併設されているので、車椅子やベビーカー連れでも他の参拝者に遠慮なくお参りができるのがうれしい。
ただし、一部のスロープは傾斜が大きいので、車椅子利用者がひとりでお参りするのはちょっと難しいかも。
インターロッキング構造の舗装や、きれいに丈をそろえて刈り込まれた通路沿いの樹木を見ていると、まるで整備された都市公園のよう。
ときおり小鳥の鳴き声も聞こえてきて、穏やかな気分になる。
園内には桜並木もあり、春にはさぞ美しい光景が見られることだろう。
ただ、霊園としてはそこそこの広さがあるにも関わらず、お参りのための手桶が置かれた水場が管理棟脇にしか見つからなかったのがちょっと気になった。

【管理棟】

丘陵の傾斜地に建っているため、道路に面した駐車場のある高さが地下1階、管理事務所が1階、霊園のある場所が2階になっている。
駐車場から管理棟に入ると、長い通路を通っていった一番奥にあるエレベーターを利用して、管理事務所や霊園に向かうことになる。
2階のエレベーターホールは椅子や自動販売機が置かれた休憩スペースになっていて、霊園への出口の脇にはお線香に火をつけるためのガス台も置かれている。
また、管理棟の上はなんとミニ展望台になっていて、園内を一望する風景が楽しめる。

【その他】

すぐ向かいに「合掌の郷 東戸塚霊園」や永代供養施設「合掌の郷 さんぜ」があり、隣接してペット墓地「合掌の郷 ペットメモリアルガーデン」がある。
それだけの供養施設が密集しているだけに、お盆やお彼岸の渋滞が気になるところだ。

【周辺スポット】

■横浜市こども自然公園
野球場、バーベキュー広場、芝生広場、青少年野外活動センターなどの施設がある市営公園。
園内には野毛山動物園の分園となっている万騎が原ちびっこ動物園が併設されていて、天然記念物の日本鶏やクジャクバトを飼育しているほか、モルモットやハツカネズミに触れられるコンタクトコーナーもある。
梅林や桜山もあり、春には花見で大変な人出になることも。ゲンジボタルの生息地としても知られていて、ホタルの棲む池は市の文化財に指定されている。