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東北地方の南端に位置する福島県で、ほぼ中央に位置するのが郡山市です。県庁所在地である福島市よりも人口が多く、東北全体でも仙台市やいわき市に次いで、3番目に人口が多い街には2019年8月現在で約33万人が暮らしています。首都圏からも新幹線で約80分でアクセス可能で、鉄道、自動車共に交通網が整っており、首都圏のみならず東北地方にもアクセスがしやすい都市です。
気候の特徴としては、夏場は気温がそれほど高くはならず、冬場は東北地方にも関わらず積雪は多くありません。東北地方の中では日照時間が長い地域です。
郡山市は音楽の街というテーマで街づくりがされています。戦後の不安な生活を音楽の力で乗り越え、その後さまざまな音楽会が開かれるようになり、東北のウィーンとも称されるほどの街へと変貌を遂げました。音楽に寛大な風土により、1970年代には日本最大級のロックフェスティバルが開催されおり、数々の有名アーティストが参加したことで日本のロックシーンに影響を与えたともいわれています。市内のいたるところに音楽をモチーフにしたモニュメントなどがあり、平成20年には「音楽都市宣言」を出しています。
特産品もたくさんあります。果物はナシの生産地として有名です。ほかにはラーメンやグリーンカレーといった新しいグルメも増えています。昔からある郡山市のソウルフードといえば「クリームボックス」という小ぶりの食パンに、ミルク風味のクリームがたっぷり塗られた菓子パンがあります。一度食べたら癖になること間違いなしです。
この記事では、そんな郡山市のお墓を探すヒントをみていきましょう。
郡山市でお墓を建てる際の相場はいくらなのでしょうか？全国の一般墓の相場と比べながらみていきましょう。
郡山市のある福島県では、一般墓購入の価格相場は約17万円とされています。全国の中央値と比較すると、約40万円が相場とされているので、全国的にみるとリーズナブルに購入できるでしょう。土地代の相場は約19万円です。全国の土地代の中央値は約34万円なので、お墓代と土地代を合計しても約36万ほどで、郡山市でお墓を建てる場合は全国の中央値を下回っています。このことから、費用面での心配は少なく済むかもしれません。
隣県の山形県や宮城県と相場を比較すると福島県はどれほど違うのでしょうか。山形県の一般墓の相場は約30万円ほどで、お墓の土地も代約30万円ほどです。宮城県でもお墓代、土地代共に約40万円ほどが相場です。山形県、宮城県と比べると、福島県の相場はややリーズナブルといえます。福島県の相場に照らし合わせてみると、郡山市は費用的にお墓を建てやすい地域なのかもしれません。
厚生労働省『人口動態調査』『衛生行政報告例』より「いいお墓」作成
お墓を建てることを郡山市で考えてる場合、余裕をもってお墓が建てられるかどうかは重要なことです。この項目では、郡山市の死亡者数と墓地数をみていきましょう。
まずは郡山市の人口統計から年間死亡者数をみてみます。郡山市の年間死亡者数は、2010年は2,921人でしたが、5年後の2015年には3,263人となり、3,000人を超えました。さらに2年後の2017年も3,000人台から減ることなく推移し、3,370人となっています。全国的に高齢社会となっているため、郡山市も例外なく高齢社会化が進んでいくことでしょう。そのため、これからも年間死亡者数の増加はあっても減少は考えにくいと予測されます。
次に郡山市内の墓地の数をみていきましょう。郡山市にある墓地の数は、2000年から2010年にかけて486ヵ所と10年間増えることなく横ばいのまま推移しており、2015年には1ヵ所増えて487ヵ所になったものの、2017年にも増加がみられることなく、同じ数字のまま変化がありません。年々増加傾向にある死亡者数に対して、郡山市の墓地はあまり増加傾向がみられないという状態が続いています。
年間死亡者数は増加の一途をたどっていますが、郡山市では墓地の数はそれほど急激には増えていません。そのため、これからもこのような状態が続いていくと、死亡者の数に対して墓地が足りないという事態にもなりかねません。まだお墓は必要ないと先送りにせず、早い段階からお墓について用意しておくと良いでしょう。
この項目では郡山市の霊園についてみていきましょう。
地図をみてみると、郡山市のお墓は市街地から郊外にかけて点在していることが分かります。国道や鉄道の近くに霊園がある場合もありますが、少し外れたところに点在している傾向があるので、アクセスは公共交通機関よりも自家用車の方が便利かもしれません。
電車を利用する場合は、市外からであれば、東京方面、仙台方面ともに東北新幹線、山形新幹線を利用すると良いでしょう。市内であれば「JR東北本線」「JR磐越東線」「JR磐越西線」「JR水郡線」などが利用できます。ただし、駅から霊園まで離れていることも多いので、バスやタクシーなどの移動手段も考えておいたほうが良いかもしれません。郡山市が運営している市営墓園 東山霊園などは郡山駅からバスが出ていることもありますが、希望の霊園がある場合はあらかじめ使える交通手段を確認しておきましょう。
お盆など長期休みの一時的な帰省でお墓参りをする方も多いでしょう。お墓参りの時間だけでなく、少し故人について語らいながら街を散策してみるのはどうでしょうか。桜や梅の名所である「雪村庵」や、市の中心部にある「開成山公園」は四季折々の花を楽しむことができ、穏やかな時間を過ごすことが可能です。子どもと遊べる大きな広場や遊具エリアもあるため、家族で団欒を楽しむことができるでしょう。美味しいグルメもたくさんある郡山市のでいろいろな食べものを味わってみるのも良いかもしれません。
郡山市にはお墓にまつわる伝説や葬儀の時の風習に独特な内容があります。内容について詳しくみてみましょう。
郡山市の南部には「美女池」という池があります。この池には悲劇の武将”源義経”が愛した女性「静御前」の終焉の地とされています。義経に会いたい一心でその行方を追った彼女ですが、義経の死を知ってこの池に身を投げたと言い伝えられています。その後のこの場所には「静御前堂」が建てられました。
「静御前」の終焉の場所についてはいくつか候補地があり、郡山市の美女池もその候補地の一つであり、静御前最期の地の最北端ともいわれています。お墓といっても個人の物語があり、それが記憶として残っていくというのは感慨深いですね。
そのほかに郡山市の独特な風習としては棺の中に男性の場合はカミソリ、女性はハサミを入れるという風習があり、死後の世界でも綺麗にいられるようにと入れるようです。他にも出棺の時、儀式用に家の門以外に「仮門」と呼ばれる門を作って執りおこなわれます。死後の世界とをつなぐ門として作られて、儀式後はすぐに取り壊し、故人が現世に戻ってこないようにするそうです。
郡山市の霊園・墓地では、廣修寺墓苑 永代供養付き墓地(郡山市/喜久田) 、 阿弥陀寺(郡山市/郡山駅) 、 大雲寺(郡山市/舞木駅)などがランキングでよく選ばれています。
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郡山市での霊園・墓地の費用相場(目安購入価格)は、一般墓251万円、永代供養墓31万円、樹木葬40万円、納骨堂31万円です。
お墓購入にかかる費用は同じ霊園でも区画や空き状況によって異なるため、詳しくは資料請求や現地見学で最新情報を入手しましょう。
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「いいお墓」では、墓じまいに伴う墓石撤去・処分、各種手続きの代行はもちろん、お墓の引っ越し・改葬先のお手伝いもしています。
墓じまい一括見積もりをご利用いただくことで、墓じまいの作業や手続きを代行してくれる業者をご紹介。役所での「改葬許可証」などの申請手続き、石材店との調整・交渉、お寺との離檀の交渉も代行いたします。「手続きのために時間が取れない」という方でも、お気軽にご相談ください。
一般墓とは、墓石のある従来型のお墓で、家族や一族など家単位で承継する伝統的なお墓を指します。ご遺骨をカロートと呼ばれる納骨室に納めて供養し、霊園や寺院に墓所の管理費を支払うことで永代に渡って使用することができます。墓石については石材店に依頼して建墓や彫刻を行うことになります。
一般墓のメリット・デメリットや選び方については「一般墓のメリット・デメリット、費用と建て方を解説」の記事で詳しく解説しています。
永代供養墓とは、お墓を承継する人がいない場合に、霊園や寺院が遺族に代わり永代に渡ってご遺骨を管理・供養してくれるお墓のことを指します。墓石型や樹木型といったさまざまな種類のお墓に「永代に渡って供養をする」というサービスが付いたお墓だといえます。少子化や高齢化が進んだ現在では、子どもや家族への負担を減らしたいという考えから、承継者がいても永代供養墓を選ぶケースが増えてきています。
永代供養墓のメリット・デメリットや選び方については「永代供養墓とは - 種類と費用、選び方のポイント」の記事で詳しく解説しています。
樹木葬とは、墓石を建てず、樹木や花を墓標として埋葬するお墓のことを指します。埋葬方法はさまざまで、ご遺骨を最初から土に埋葬するタイプや、粉骨して骨壺に納め個別埋葬するタイプ、一定期間経過後に合祀するタイプなどがあります。永代供養付きが一般的なので、埋葬後の管理やメンテナンスを個人で行う必要がないのもメリットの一つです。樹木葬は、民営霊園や寺院のほか、近年では都立霊園などの公営霊園でも導入され、人気が高まっています。
樹木葬のメリット・デメリットや選び方については「樹木葬とは - 種類・特徴や費用相場」の記事で詳しく解説しています。
納骨堂とは、ご遺骨を主に建物内に安置し供養するもので、室内にある仏壇式やロッカー式などのお墓のことを指します。自動搬送式納骨堂といった機械式のものもあります。主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めており、駅から近く、天候を気にせずお墓参りできる施設が多いことも人気の理由の一つです。
納骨堂のメリット・デメリットや選び方については「納骨堂とは - 種類と費用相場、メリット・デメリット」の記事で詳しく解説しています。
一般的なお墓購入の流れを以下でご紹介します。
墓石があるお墓の場合、上記①から④まで最短で2～3カ月かかるため、スケジュールに余裕をもって動くことをおすすめします。
また、購入前には必ず現地見学を行いましょう。現地見学の際には、交通手段やアクセスしやすさの確認と、資料や写真では分からない情報や霊園の雰囲気を知るほか、管理費や埋葬料など後で必要となる費用の有無、納骨・埋葬方法、個別埋葬の期間、お墓参りや法要で利用する施設・設備や利用時間、霊園の管理体制、近隣で供花やお線香が入手可能かなどについても確認しておくとよいでしょう。
「いいお墓」では、お墓に関する知識や情報を「はじめてのお墓ガイド」という形で提供しています。
以下でお墓選びに役立つ記事をピックアップしましたので、お墓探しや現地見学、購入前の参考情報としてぜひご活用ください。
「いいお墓」は、1984年創業の株式会社鎌倉新書（東証プライム上場、証券コード：6184）が運営しています。
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