長崎に眠る異国の人々の眠る長崎市の国際墓地
坂本国際墓地は明治21年(1888)に開かれた長崎では一番新しい国際墓地。
ここには長崎に長い間にわたって滞在した外国人夫婦や子どもなど家族が多く眠り、大浦と違って落ち着いた雰囲気を感じます。
電車道から向かって右手が最初にできた坂本国際墓地で、入口には永井博士の墓があります。
入って右には29基ほどのユダヤ人が眠るユダヤ人墓地、奥の一画には義和団事変で亡くなったフランス人兵士や、第二次世界大戦中捕虜として亡くなったアメリカ人兵士が葬られています。
車道を隔てた墓地が、後に設けられた新坂本国際墓地。
こちらには日本の近代産業に偉大な足跡を残したトーマス・B・グラバーをはじめ、その息子の倉場富三郎とその妻ワカ、ウィルソン・ウォーカーらが眠っています。
ここは小高い丘にきちんと整列したかのように墓が配置されています。