お彼岸とは

2018年5月28日

お彼岸とは、春分、または秋分の日を中日(真中の日)とした前後3日、それぞれ7日間のことです。この時期に行われる仏教行事を彼岸会といいます。西方にあるという極楽に近づけるよう、この時期は修行にはげみ、功徳を積む時期とされています。しかし、実際には本来の仏教との関連はなく、日本独特の風習といわれています。

  

お彼岸の時期

お彼岸の時期は、春と秋、1年に2回あります。

春分の日と秋分の日を中日として、その前後3日間の7日間です。年間では14日間ということになります。7日間の初日を「彼岸の入り」、7日間の最終日を「彼岸の明け」と言います。

お彼岸とは、仏教と深い関係がありますが、実は日本特有の習慣です。

 

お彼岸の意味

修行によって迷いを脱し悟りを開いた彼方の岸を彼岸と言い、「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」の6つを修業することで、彼岸に行くことができるとされていました。

彼岸は極楽浄土とされており、西方の遥かかなたにあると考えられていました。そこで、太陽が真東から昇り真西に沈む「春分の日」と「秋分の日」は、現実の世である此方と彼岸の両方の世界が通じやすくなると考えられたため、「春分の日」と「秋分の日」を含めた前後の日に、ご先祖様の供養をする行事が行われるようになったと言われています。

ちなみに、彼岸の反対、煩悩に苦しむ現実のこの世を意味する此方の岸を、此岸(しがん)と言います。

 

お彼岸の起源

お彼岸の起源は、諸説ありますが、はじまりは奈良時代ころだと言われています。

また、平安時代に編纂された『日本後紀』には、延暦二十五年(806年)の2月、「毎年春分と秋分を中心とした前後7日間『金剛般若波羅蜜多経』を崇道(すどう)天皇のために転読させた」という記録が残っています。これが、日本の歴史上最初のお彼岸法要の記録と言われています。

非業の死を遂げた崇道天皇の祟りを鎮めるため、全国の寺院で彼岸法要が行われたそうです。

 

お彼岸にすること

お彼岸は、春分の日を中心とした春と、秋分の日を中心とした秋の年に2回あります。春も秋も、お彼岸にすることは同じです。

 

お墓参り

普段は忙しくて、なかなかお墓参りに行けないという方は多いでしょう。お彼岸には、少し時間を作ってお墓参りに行きましょう。お墓参りの仕方は、家や地方によって異なりますが、一般的なお墓参りの方法についてご紹介していきます。

 

掃除

お墓についたらまず、お墓の掃除をしましょう。掃除を始める前に、お墓に手を合わせることを忘れないようにしましょう。もし、お墓が寺院内の墓地にある場合には、まずは本堂に手を合わせます。

そのあと、雑草を抜いたり、墓石の汚れを落としたり、お墓の掃除を始めます。

 

お供えをする

墓石に水をかけてお清めします。次にお花やお菓子、おはぎやぼたもちをお供えします。お供えに向いているお花は、菊や小菊、リンドウやアイリスなど、日持ちし枯れた時に散らからないものが好ましいです。

 

お墓に手を合わせる

お線香をあげて、お墓に手を合わせます。最初に、いつも見守ってくださるご先祖様に感謝の気持ちを伝えます。次に、お願い事がある方は、お願いをしましょう。

お寺によっては、「彼岸会(ひがんえ」を行うことがあるので、確認しましょう。

また、お墓によっては、火の取扱に厳しくお線香が上げられないところもあるので、確認する必要があります。お供えしたお菓子などは、持ち帰るようにしましょう。

 

仏壇のお供え

お彼岸には、仏壇にも普段よりも少し豪華なお供え物をしましょう。お花と精進料理、おはぎやぼたもちなどをお供えするとよいでしょう。

 

お墓や仏壇にお供えした食べ物は、「仏様のおさがり」として、食べるのが供養になると言われているので、できるだけ早くいただきましょう。かたくなってしまったり食べられなくなった物は、無理して食べる必要はありません。

 

 

どうしてお彼岸の時期にお墓参りをするの?

お彼岸の春分の日と秋分の日は、太陽が真東から真西に沈むため、昼と夜の長さがほぼ同じとなります。

昼と夜の長さがほぼ同じになると、あの世とこの世が一番近く、最も通じやすくなると考えられています。そのため、お墓に行ってご先祖様を忍び、故人と向き合う日とされるのです

まとめ

お彼岸の日にちはその年によって異なりますが、春分の日の前後3日の7日間と秋分の日の前後3日の7日間という事に変わりはありません。家族揃ってお墓に行き、まずはキレイに掃除をすることから始めましょう。そして、ご先祖様に生まれてきたことや、日ごろ見守ってくださることに感謝の気持ちをお伝えしましょう。

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