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浜松市営 雄踏墓地(3号区) で墓じまいの相談ができる業者をご紹介します
婉如さんのレポート
うなぎでおなじみの浜名湖を背に、山の中腹にひっそりと佇んでいるのがこの墓地。アクセスはたいへん不便で、バス停もなければ目印となる建造物も特にない。斎場方面から向かう場合にはアツミテックを右手に山道をゆるゆる登ってゆき、左手に三栄製作所が見えたら車幅ぎりぎりの細い道が左に伸びているのでそこへ入り、突き当りを右、そうして舗装されていない道が左手に見えるからそこを入る。やや複雑だがこれが一番分かりやすい道だろう。地図には高田牧場の近郊となっているが何せ入り組んでいるし墓地自体が広くないので目視で探すのは不可能。人に道を聞くにしても周囲には部落が20件ほどしかないので、万全を期すためにもナビは備えておきたい。
さて、この墓地に足を踏み入れて誰もが考えること、それは「とても小さいな」まずこれに違いない。敷地そのものがとてもこぢんまりとしていて、墓の総数は10程度だろうか。学校の教室よりも狭い印象を受けた。また、空きも目立っており、活気としてはやや寂しいものがある。とはいえ墓地という場所にそもそも活気なんてあるのかと問われれば、微妙な話ではある。
墓石の少なさにもかかわらず、どこかしらこの墓地が華やいで見えるのは、敷地いっぱいに咲く花がみやびやかな色彩を醸しているからだろう。小道を縫って歩いた先にちょこんと広がる、鮮やかな花に敷地の輪郭を縁取られたこの墓地は、それまでの道中に田畑や山林の単調な景色を見飽きた人々にとって、文字通り視界が開けたような、そんな感動を与える。墓地の周囲には茫々たる山林が空をも覆う高さで青い葉を揺らしていており、花の色など微塵も見えてこないだけにコントラストが抜群だ。中国の説話にある山中にいきなり現れる桃源郷とは、さてはこんなものかもしれない。
水場はあるけれど花や線香は用意されていない。とはいえこれだけ小規模の墓地だからそのあたりは当然というべきだろう。周囲には図書館や総合公園のような、日常の散歩先となるような場所から、ファミリーランドや浜名湖など休日を家族で過ごせるようなスポットもあるから、平日に休日に立ち寄ることの出来る場所といえる。
浜松市営 雄踏墓地(3号区)の地図、最寄り駅や交通アクセス、霊園の施設に関する情報をご案内します。
JR東海道本線(浜松~岐阜) 舞阪駅
JR東海道本線(浜松~岐阜) 弁天島駅
JR東海道本線(浜松~岐阜) 新居町駅