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いいお墓サポートデスクさんのレポート
概要
宗教法人伝燈院(曹洞宗)が経営主体の永代供養墓である。
麻布浄苑には室内納骨堂と麻布石廟と呼ばれる屋外納骨堂がある。
大抵、33年で合祀される永代供養墓が多い中、こちらの納骨堂は50年間安置し、
期間を過ぎると原則合祀供養塔へ移されるとの事。
伝燈院は金沢にある寺院だが、遠く離れているもののこちらのご住職は殆ど麻布浄苑にいらっしゃり、金沢に帰られるのは週1回程との事であった。いらっしゃる間は毎朝6:00~供養読経がされ、座禅が行われている。
苑内
苑内は広いとは言い難い。入り口を入るとすぐ左側に庫裏兼管理事務所がある。
今回、その内側に入る事はなかったが、外観は大変質素な感じで、宗教観かご住職のお考えか、それはそれで親近感・安心感を覚える気がする。
正面に観音堂があり、ご本尊の十一面観世音菩薩が安置され迎えて下さる。それ等を取り囲むように分骨されたお骨が台座の中に入っていると言う、小観音像が安置されている。
小観音像は現在5千程安置されており、空いているところであれば好きな所に安置することができる。10体位の観音像の中から選ぶ事が出来るとの事。
目線の高さ、十一面観世音菩薩のお傍は人気があるようで、買われる方のお気持ちが感じられる。小観音像前に小さなプレートをつけることができるが、これもつけるもつけないも自由で、つける際は戒名、俗名、○○家何れでも構わないとのことだった。
納骨堂を希望された方は小観音像での供養もして頂けるとのこと。小観音像でのご供養を辞退する事も台座に分骨をしない事も自由とのことだが、金額は変わらないとのこと。
様々な供養の仕方を提案する麻布浄苑だが、例えば、このようなご供養の提案もある
・夢観音墓…遺骨の一部を小観音像に分骨し観音堂へ安置して、残りは合祀する/1霊 406,000
・小観音分骨墓…分骨した小観音像を観音堂に安置する(墓地を既に持っている方にお勧め)/1霊 202,000
観音堂にある過去帳として使われるモニターは、個人の祥月命日には戒名やお名前がモニターに表示され、供養読経をして頂ける。ご住職によるきちんとした供養を常にして頂ける、麻布浄苑であるが、こういった所は近代化されており大変面白い。
※ 戒名はご希望であれば、つけて頂けるとのこと。
(その際に必要なお布施:10万~20万くらい)
仏式(曹洞宗)の手厚い供養をして下さる麻布浄苑ではあるが、購入前、購入後の宗教は問わない。宗旨宗派の違う仏式法要を行いたい場合、その宗旨宗派のお寺さんを紹介して頂けるとのこと。菩提寺のご住職をお呼びすることももちろん可能。
牧師さんが来て、キリスト教の法要をされた方も居たとのこと。
これだけ手厚いと、典礼はその経営主体のお寺さんでしか行えない場合も多い中、どのような宗教(キリスト教・神道・新興宗教・無宗教・・・)の方も利用できる希少な納骨堂である。法要施設に関しては後ほど触れるが、法要施設も完備されているので、都会で典礼を行う場合集まりやすい上に観光等も兼ねられる麻布浄苑は、利用される方々にも喜ばれるだろう。
観音堂内にはお線香を立て、お花を供えるスペースがある。お線香・蝋燭等は準備されているし、お花を供える花瓶もあるので、大変便利な上に寺院や霊園にあるお墓参りと変わらない感覚でお参りが出来る。
納骨堂は地下にある室内納骨堂と麻布石廟と呼ばれる屋外納骨堂(こちらは出来て5年位)の2.種類があり、それぞれ違った様相を見せている。
室内納骨堂であるが、階段を下りると先ず法要施設があり、その左側に納骨室がある。個人墓(1霊タイプ)、夫婦墓(2霊タイプ)、家族墓(3霊タイプ)の3タイプあるが、室内型の方が屋外型よりスペースが小さく、石造りではない為かどうか金額も屋外より安く設定されている。鍵を各自保管でき、御位牌や遺品、好きな物を入れておけることもあるのか、そして開苑時は室内にしか納骨施設がなかったこともあってか、室内型の方は大分埋まっているとのこと。ご遺骨をたまに取り出して眺めている方もいらっしゃると言う。そして、納骨堂も観音堂の小観音像と一緒で目線の高さから売れていく。
ただ、地下と言うことで、狭い階段を下りなくてはならず、足の不自由な方や年輩の方、特に車椅子の方には難所となるだろう。そして、お線香も立てることは出来ず、お線香をあげたい方は上の観音堂でお願いすることになる。こちらにも観音像が安置されており、ご遺骨を見守ってくださる感じがする。
法要ホール、多目的ホール、坐禅堂が納骨堂と同じ地下にあり、広いとは言えないながらも全て備えている。法要ホールではさすがに賛美歌等はご遠慮願っているようであるが、ご納得頂けるようなら、ご本尊の前での他宗教の典礼も可能とのこと。もしくは、多目的ホールで行う等、様々な要望の相談にのってくれるようだ。
麻布石廟は個人墓(1霊タイプ)、夫婦墓(2.霊タイプ)、大家族墓(6霊タイプ)がある。
室内型も一緒だが、丸型の骨壷から厨子と呼ばれるステンレス型の骨壷に変えることもできるようで、そうすることにより個人墓は2霊、夫婦墓は4霊入るようになる。大家族墓に到っては24霊まで最大入れられる。(厨子代1個15,000 追加永代204,000~)
麻布石廟は外なので、暑さ寒さを感じなくてはならないが、日陰になるよう又は濡れないように設計されているので例え雨でも余り気になることはないだろう。そして、お参りに来ただけであれば、地下の階段を使わなくても済むので足の不自由な方には有難い。ただ、こちらも鍵が室内型と同じようにあるのだが、基本的には納骨の時にしか開けられない事になっているのが大きな違いである。
麻布石廟の中には合祀墓である永代供養塔(観音様の後側が納骨室になっている)があるのだが、合祀墓に納骨された方々も実は合祀されてはいない。きちんと名前もプレートに刻まれているし、納骨室に骨壷で全て個別に管理されているようだ。亡くなられた方のご遺骨をすぐ合祀してしまうのは遺された方も辛く忍びなく感じる方もいらっしゃると思うが、金銭的な問題等で合祀墓を選ばれる方も多い昨今なので、現代に合いつつも、きちんとしたご供養をして頂ける素晴らしい浄苑だな。と深く感心した。因みに合祀墓は¥254,000基本的にはどの供養の仕方を選んでも50年で合祀となっているようだが、今はまだ開苑して15年ということもあり、誰もお骨を土に還されてはいない。
都会的で、利用者のニーズにあった様々なご供養を提案している麻布浄苑だが、決して商業的と言う感じがしない。それは、ご住職や案内して下さる管理人の方のお人柄のあらわれかもしれないし、都会でありながら閑静な場所、広くはないがかえってそれがアットホームな雰囲気を醸し、まるで自分の家に戻ってきたような感覚になれる雰囲気にも理由があるのかもしれない。金額的に高いと見るか安いと見るかはそれぞれの考え方だが、限られたスペースでこれだけの施設が揃い、供養して頂ける。様々な方の思いがつまった場、努力の賜物かもしれないが、この安心感は中々得られるものではないだろうと思った。
開苑15周年を期に、庫裏管理事務所を今の駐車場のあるところに移す計画だと言う。
納骨堂利用者の憩いの場、ご近所の憩いの場であって欲しいと願う。また散歩がてらふらりと行ってみたい納骨堂であった。
伝燈院 麻布浄苑の地図、最寄り駅や交通アクセス、霊園の施設に関する情報をご案内します。
東京メトロ日比谷線 六本木駅
東京メトロ日比谷線 広尾駅
東京メトロ南北線 麻布十番駅
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