墓石とは – 費用、石材の種類・形状、墓石の加工

お墓の顔でもある墓石は、形状によって3つのタイプに分けられ、使用される石材の種類や加工の方法もさまざまです。加工や飾りによってお墓の雰囲気が大きく変わるため、デザイン墓を選ぶなどオリジナリティのある外観にこだわる方も少なくありません。墓石のことを知って、納得できる墓石を作りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

また、お墓は墓石代のほかに永代使用料や墓地の管理料など、さまざまな費用がかかります。
そこで今回は、墓石にかかる費用や購入の流れ、お手続き、墓石に使用する石材の種類やデザインなど、墓石についての情報を幅広くお伝えします。

「日本最古のお墓」といわれるお墓は旧石器時代にまでさかのぼることができます。縄文時代には土坑墓と呼ばれるお墓に手足を折り曲げてそのまま土に埋葬する土葬が一般的でしたが、江戸時代になると木や石の下に遺体を埋葬するようになりました。また江戸時代には武士のお墓に身分によって石塔婆などが設置されていて、これが現代の卒塔婆の原型になったと考えられています。

墓石の値段

値段の内訳、相場

お墓の値段は、基本的に墓地を使用するための「永代使用料(土地代)」と、墓石自体の料金・彫刻・設置のための工事代金の「墓石工事費」との合計となります。お墓の相場は、東日本の場合150万円から300万円程といわれますが、お墓を立てる場所によっては土地代だけでも100万円程度から1,000万円程まで値段に大きな幅が出ることがあります。

墓石購入の流れ

検討から引き渡しまでの流れ、支払いのタイミング

墓石を購入する際には、まず、墓の種類や環境、費用などどのようなお墓にしたいかを考えて条件を決めます。条件が決定してから墓石の購入までは次のような流れで行います。

・条件に合う墓地を探して資料を取り寄せます。

 

・取り寄せた資料の中に気になる墓地があったら現地を見学し、気に入った墓地の予約と申込を行います。契約時には住民票などの必要書類を準備して墓地の代金(永代使用料と管理費など)を支払って墓地の購入が完了します。

 

・墓地が決まったら墓石を検討します。墓石の形や石の種類、彫刻やデザインなどが決まったら見積をとってから墓を決めます。

 

・契約時には工事代金の内金を支払います。墓石が完成したときに残金の支払いとお墓の引渡しになります。

墓石の造り

基本構成と名称、付属品

暮石は、墓地の面積にもよりますが基本的には以下のパーツにより作られています。まず、石碑とも呼ばれる墓石部分、カロートと言われる納骨棺、花立て、香立て、卒塔婆立て、境界石(外柵)が基本の部分です。外柵はお墓の境界線を分けるためのものであり、なおかつ浄土と現世を区分するための宗教的にも重要な部分とされています。

墓地の面積に余裕があれば、灯篭や墓誌、植木、物置台、手水鉢などを加えます。

墓石の形状タイプ

和墓、洋墓、デザイン墓

お墓には和墓、洋墓、デザイン墓と大きく分けて三つのタイプがあります。和墓は石台を積み上げた形の角柱塔型のものです。「和型三段墓」と呼ばれる三つの石台の上に石碑が重ねられているものが日本で一番オーソドックスなお墓になります。

洋墓にはオルガン型とも呼ばれる形などがあります。省スペースで作ることができ、和墓よりも価格が抑えられます。公園型の霊園や公営墓地などでも使われるようになってきています。全体的に高さが抑えられているので、災害の際に被害が少なく済むことからも選ばれることがあります。

宗派によっては神道墓、五輪塔、和洋折衷型のお墓を作る場合もあり、さらにオリジナリティがあるデザイン墓も最近人気を集めています。

墓石に使う石材の種類

石の種類、産地

墓石に使う石は「花岡岩」「閃緑岩」「斑レイ岩」「安山岩」などが挙げられます。いずれも耐久性が高く文字などが風化しにくい上に加工がしやすいことから長きにわたり墓石として採用されてきました。日本では国土が狭いこともあり十分な量の石材が確保できないため、多くを輸入に頼っているという現実もあります。花岡岩の一つである御影石に関してはほとんどがスウェーデンなどからの輸入品です。

墓石の加工

切り出し亀腹、水垂、スリン台など

石材としての墓石をお墓に仕上げる際には加工が必要となります。例えば石を切り出してから墓を作る過程のうち石台の端を亀のお腹のようなアーチ状の形に仕上げる加工は「亀腹」といい、石台の端になだらかな傾斜を作る「水垂(みずたれ)」加工などもあります。どちらも水はけを良くして墓石の劣化を抑える効果が得られます。

また、デザイン性を重視して加工を施す場合もあります。もともと蓮華台と呼ばれる装飾部分を簡略化した「スリン」と呼ばれる部分もデザイン性を向上させるためによく用いられます。

墓石加工(香箱・トキン・亀腹・水垂・すりん・蓮華座など)
石材は国内外の採石場から採石され、加工工場で石碑用、外柵用などの用途別に切断されます。切断された後はダイヤモンドの砥石で丹念に磨かれます。その後、熟練した職人により、手加工によって依頼された形状に仕上げます。

墓石まわりや外柵まわりの飾り

墓石の周りや外柵周りにも飾りを施すことができます。水鉢や左右に一対で儲けられる花立て、合祀墓などで故人の名前を刻む墓誌(ぼし)や香炉などもご先祖供養の際に用いられる飾りの一つです。

まとめ

墓石の歴史からはじまり、いろいろなタイプの墓石があること、墓石の値段と購入にあたっての流れや手続きなど、暮石にまつわる基本的な情報をまとめてお伝えしました。墓石の加工法にも種類があり、墓石や加工法などは数種類から好みに応じて選ぶことができます。

どの葬儀社を選べばいいかお悩みの方や見積だけでも取りたいという方は、墓石についてのご質問だけでもお気軽にお電話でご相談ください。

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