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増上寺とは – 東京・港区芝大門/開山の由来と歴史、徳川将軍家墓所

増上寺

増上寺といえば「東京タワーが見える寺院」ということでも有名ですが、詳しい歴史背景や境内の様子などは知らない方が多いのではないでしょうか。この記事では、浄土宗大本山「増上寺」の歴史・見どころをご紹介するとともに、増上にある徳川将軍家の墓所や、その周辺寺院の墓地についてご案内します。

増上寺とは – どんな寺院?

増上寺は、浄土宗の七大本山の一つとされています。山号は三縁山で、正式名称は「三縁山広度院 増上寺」といいます。
明徳4年(1393年)に、浄土宗第八祖である酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって開山されました。当時建てられたのは、現在の千代田区平河町から麹町にかけての場所だと伝えられています。
その後、天正18年(1590年)、徳川家の菩提寺となり、慶長3年(1598)に現在の場所へ移転しました。
増上寺が最も栄えたのは江戸時代でしたが、明治・大正時代の増上寺復興の努力を一瞬にして皆無としてしまったのが昭和20年(1945年)の空襲でした。そして終戦後、人々の努力により建物が再建されていきました。

増上寺の境内

入口の門から大殿に向かう道のりは、現在私たちがいる世界から、極楽浄土へ向かう世界を表しています。大殿は、首都圏最大級の御堂で、極楽の世界を目で見て感じとることができる造りです。
御朱印帳を持参された方は、安国殿で御朱印を受けることができます。参拝中にひと休みしたいと思ったら、「お休み処芝縁」で食事をとることができます。
また、参道には大手コーヒーチェーン店も軒を連ねており、ここでも一息つくことができます。

幻想的な天の川「和紙キャンドルナイト」

増上寺では、毎年七夕の日に「七夕祈願会」のお勤めをしています。当日は、三解脱門から大殿までの間で、天の川の展示が行われます。これが「和紙キャンドルナイト」です。
天の川の長さは90mにも及び、キャンドルの材料である和紙約5,400枚は、すべて多摩大学の学生さんが手漉きで作成しています。
さまざまな色で作られた短冊と、和紙キャンドルで作られた天の川の光景は、とても幻想的です。

徳川将軍家墓所(芝増上寺・徳川家霊廟)

増上寺は、上野の東叡山寛永寺(天台宗別格本山)とともに徳川家の菩提寺として、徳川将軍のうち6名の墓所を有しており、2代秀忠公・6代家宣公・7代家継公・9代家重公・12代家慶公・14代家茂公が埋葬されています。
また歴代将軍の他にも、5代将軍兄弟の綱重、2代秀忠正室の崇源院、6代家宣正室の天英院、11代家斉正室の広大院、13代家定正室の天親院、14代家茂正室の静寛院、3代家光側室の桂昌院、6代家宣側室の月光院など、将軍の子女を含む計38人が埋葬されています。

 

徳川家霊廟は御霊屋(おたまや)ともよばれ、増上寺大殿の南北(左右)に建ち並ぶ壮麗なものであったと伝えられていますが、戦災にて焼失してしまいました。
焼け残った以下の建築は、現在、重要文化財に指定されています。

  • 台徳院霊廟 惣門 (芝公園・ザ・プリンスパークタワー東京内)
  • 台徳院霊廟 勅額門、丁字門、御成門 (埼玉県所沢市に移築)
  • 有章院霊廟 二天門 (芝公園・東京プリンスホテル内)

 

戦後、1958(昭和33)年から文化財保護委員会が中心となり学術調査が行われ、その後、土葬だったご遺体は桐ヶ谷斎場にて荼毘に付され、南北に配していた墓所も1カ所にまとめられ、現在の墓所(大殿本堂裏)に改葬されました。
現在の徳川将軍家墓所の入口の門は、もともと文昭院霊廟の奥院の門だったものです。

徳川将軍家墓所の特別拝観

現在では、この墓所の特別拝観が行われ、誰でも参拝できるようになっています。

【拝観時間】10:00~16:00 (最終入場15:45)
【受付】徳川霊廟前 チケット札所
【拝観料】大人500円、高校生以下無料
【定休日】毎週火曜日 (祝日の場合は通常通り拝観可)

増上寺の交通・アクセス

増上寺には駐車場がありませんので公共交通機関をご利用ください。なお、最寄り駅は以下のとおりです。

  • JR山手線・京浜東北線、東京モノレール 浜松町駅から徒歩10分
  • 都営地下鉄三田線 御成門駅・芝公園駅からそれぞれ徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅から徒歩5分
  • 都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅から徒歩7分
  • 東京メトロ日比谷線 神谷町駅から徒歩10分

《墓所案内》大本山増上寺 大納骨堂

増上寺の墓地では、個別の墓石がありません。大納骨堂へ合葬する形式をとっており、本骨(遺骨の全て)または分骨(遺骨の一部)を納骨することができます。本堂で法要をした後、寺の僧侶によって納骨されます。
本骨の納骨は、跡継ぎがいない、菩提寺がない、その他の事情がある方が使用でき、回向料は50万円です。また、分骨の納骨は、浄土宗信者の方で菩提寺の許可を得ることが必要です。回向料は2万円です。

《墓所案内》芝庭苑

芝庭苑は、東京タワーのふもとにある庭園型のお墓で、周りに四季折々の花や緑があり、交通アクセスの良さが特徴です。樹木葬もあり、増上寺の塔頭・宝珠院が永代供養をとり行っています。
1人用の墓では1区画50万円からで、ペットを埋葬することもできます。2人用は夫婦や親子で登録でき、1区画160万円からです。4人まで埋葬できる墓は、220万円となっています。墓碑もオーダーメイドで希望に合ったものを作成することができます。

《墓所案内》花岳院

増上寺には多くの山内寺院があります。この花岳院もそのうちの一つで、室町時代に増上寺六世であった知雲上人の隠居寺として建てられた、由緒ある寺院です。地下鉄・JRいずれの駅からも徒歩5分以内の場所にあり、大変便利です。駐車場も完備されているので、車で参拝に出かけることもできます。

《墓所案内》芝大門御廟

花岳院の境内にある、永代供養付きの納骨堂です。宗旨・宗派・継承者は不問で、寺院が管理・供養するので安心です。料金は、個人壇(1霊)が30万円(7年)、夫婦壇(2霊まで)が60万円(33年)、家族壇は3霊までが80万円(33年)、4霊までは100~110万円(33年)です。いずれも期間終了後は、合祀墓で永代に渡り供養されますが、年6,000円で延長利用ができます。

《墓所案内》芝公園墓苑

この墓地は、増上寺の山内寺院である天光院が主体となって経営されています。芝公園内の緑に囲まれた平地に位置しており、交通の便が良いことに加え、バリアフリーにも対応しているため、どなたでも参拝しやすいのが特徴です。供養方法は墓地の分譲と永代供養があり、個々の事情やご希望により選択できます。都心とは思えないほど、静かな立地です。

《墓所案内》天陽院

天陽院は、応永31年(1424年)、生譽珍公が開祖となり武蔵国日比谷飯倉付近に建てられました。その後、増上寺が慶長3年(1598年)に移転した際、子院となりました。増上寺からは徒歩でわずか1分ほどの寺院墓地で、晴れた日には墓地から東京タワーを見ることができます。

《墓所案内》妙定院墓苑

増上寺の子院の一つである妙定院は、都営地下鉄大江戸線の赤羽根駅から徒歩1分、三田線の芝公園駅から徒歩4分と、大変便利な立地にあります。陽当たりも良く、駐車場も完備されているので、天候に左右されず参拝できるのが大きな特徴です。過去の宗旨・宗派も不問で、誰でも申し込むことができます。

《墓所案内》常照院墓苑

常照院は、周公上人により創建され、増上寺が現在の場所に移設されたときに子院になった山内寺院です。かつては歌舞伎の名門である市川団十郎の菩提寺であり、昭和9年(1934年)までは市川家の墓地が建てられていました。最寄り駅が4駅あり、各方面からアクセスがしやすい場所です。

《墓所案内》法音寺

文明12年(1480年)に、宗山上人によって開山されました。本堂には、本尊である阿弥陀如来が座しており、創立500年記念に合わせて昭和55年(1980年)に建立されました。千体仏と壁画のある寺院として、近年話題になっています。

まとめ

増上寺は600年の歴史をもち、貴重な文化財を有している日本有数の寺院です。そして徳川家とゆかりの深い菩提寺として、その功績を感じられる場所といえます。また、定期的な法話会、写経ができるほか、地域と寺院が作る和紙キャンドルナイトなどの催しや、初詣などの季節行事もあります。周辺墓地と併せて参拝し、先人の教えを感じてみてはいかがでしょうか。

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