源覚寺(こんにゃくえんま)- 開山400年の古刹、えんま様の由来と歴史

源覚寺

東京都文京区小石川にある常光山源覚寺は「こんにゃくえんま」で有名なお寺です。ここでは源覚寺の珍しいえんま様の由来や歴史と、開山400年を経た現代の源覚寺の魅力を紹介します。

東京都文京区小石川にある源覚寺

源覚寺は寛永元年(1624年)定誉随波上人が創建しました。宗派は浄土宗で、ご本尊は徳川秀忠、徳川家光が進行していた阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)です。源覚寺は通称「こんにゃくえんま」と呼ばれる閻魔大王木造坐像塩地蔵でよく知られています。

住職の教えでは、阿弥陀如来と閻魔様の関係性は南無阿弥陀仏と唱えるだけで救われる浄土宗の教えに対して、「阿弥陀様に甘えるだけではいけない」と言う意味合いで閻魔様がいるとのことです。

源覚寺は東京都心に位置し、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅・都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅などの最寄駅などがあり、交通至便でアクセスしやすい寺院です。

源覚寺に座する「こんにゃくえんま」

「こんにゃくえんま」は文京区指定有形文化財に指定されており、こんにゃくをお供えする珍しい閻魔様です。毎年1月と7月に閻魔例大祭が行われています。この例大祭ではこんにゃくが振る舞われます。

この閻魔像は鎌倉時代の作と言われています。
「こんにゃくえんま」は、宝暦の年代の(1751~64年)に眼病に苦しんでいた老婆が好物のこんにゃくを断って病気の平癒を祈願していたところ、閻魔大王が身代わりとなり自らの片目を老婆に与え、眼病がたちまち治ったという言い伝えに由来します。そのため、えんま様の右目は黄色味がかっています。この言い伝えから厳覚寺の閻魔様は「こんにゃくえんま」と呼ばれ、眼を患う人々の信仰を集めました。

源覚寺は天保15年(1848年)の大火など、複数回の火事に見舞われて全焼してしまいましたが、明治時代に再建されました。しかし、本堂などがほとんど焼失したにもかかわらず、ご本尊と「こんにゃくえんま」だけは難を逃れ、その後の関東大震災、戦争による空襲で燃えることもありませんでした。
源覚寺には御本尊と一緒に当時のものが飾られています。

歴史を紡ぐ源覚寺

源覚寺は開かれた当時から現在の場所にあり、夏目漱石や樋口一葉の小説にも登場します。こうした事実からも焼失して再建される明治期まで人々から変わらず慕われていたことがうかがえます。

源覚寺門前は「こんにゃくえんま門前」としてにぎわい、地域の人々から慕われ信仰され、縁日には近隣から人々が押しかけ活気にあふれていました。源覚寺門前町として栄えた界隈は、いまでも商店会名に「えんま」の名をつけるなど、地域からの信仰が厚いことがわかります。

また、文京朝顔・ほおずき市の会場となり、境内でほおずき市が開催され多くの人々が訪れます。
梵鐘も元禄3年(1690年)に庶民の浄財で鋳造された歴史あるものです。過去の歴史により、一時行方がわからなくなった梵鐘ですが、毎年大晦日の夜に、除夜の鐘の集いとして平和への祈りをこめて打ち鳴らされます。
いまも変わらず、地元とともに歴史を刻んでいます。

源覚寺の境内の見所

境内には本堂・閻魔堂・墓地・塩地蔵・汎太平洋の鐘などがあります。
閻魔様は眼病平癒をお祈りするものでしたが、2体ある「塩地蔵」は、お地蔵さまの体に塩をつけて体の同じ部分の病気の治癒を祈願するものだと言われています。

また、梵鐘は元禄期からある古いものですが、先の大戦でサイパン島に運ばれ、戦争の激化に伴い行方がわからなくなってしまいました。その後、昭和40年(1965年)アメリカで発見され、その9年後に源覚寺に戻されたものです。太平洋を渡った鐘ということで「汎太平洋の鐘」と呼ばれています。この梵鐘には戦争の傷跡である弾痕がいくつも残されており、一度日本を離れたにもかかわらず源覚寺に戻ってきた歴史を感じることができます。

他にも、閻魔堂の右奥に小石川七福神の毘沙門天像があります。小石川七福神は東京ドームの人工庭園内やマンションの敷地内など寺社ではない場所に祀られているため、小石川七福神巡りの一環として訪れるのもよいかもしれません。

また、本堂手前にはお守りや絵馬を買えるお札所があり、ここで御朱印帳や御朱印を求められます。御朱印は蒟蒻閻魔(こんにゃくえんま)と毘沙門天の2種類があります。

《墓所案内》源覚寺墓苑

「こんにゃくえんま」で親しまれる歴史ある源覚寺の敷地内にある寺院墓地です。東京の都心にありながらも静かで、アクセスがよく、手入れも行き届いています。過去の宗教・宗派は問われず、遺骨のない方でも申し込めます。一般墓地の他に、合同墓、33回忌まで法要してもらえる合祀墓などがあります。
一般墓地は、新規区画で1区画(0.36平方メートル)あたり120万円から、旧区画は1区画あたり100万円からです。なお、墓所使用料のみで、外柵、石碑は費用に含まれません。また別途管理料が必要です。
合同墓は、一霊40万円で、墓石代として別途10万円必要になります。
合祀墓は40万円からです。

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《墓所案内》小石川墓陵

「こんにゃくえんま」で有名な源覚寺の境内にある屋内墓苑で、宗教・宗派を問わず永代にご利用いただけるお墓です。屋内にありながら広々とした快適空間で、4階にはテラスより入ることのできる明るい参拝室もあります。屋内ですので天候に関わらずお参りができますし、草取りなどの手間もありません。
永代使用料90万円と年間使用料1万8,000円で利用できます。

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まとめ

源覚寺は「こんにゃくえんま」で有名なだけではなく、小石川七福神のひとつにもなっていて境内に毘沙門天が祀られています。源覚寺は昔もいまも地元に愛される歴史を刻んでいます。

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