公営霊園・市営墓地が安いというのは本当?【Q&A】

公営墓地は安いと聞きますが、本当ですか?

公営霊園・墓地の場合、自治体によっては何十倍という抽選となったり、応募資格に厳しい条件があったりしますが、基本税金でまかなわれているので、同様の条件での民営霊園と比べれば永代使用料と管理費は桁違いといえるほど安くなります。

また、指定石材店制度がないため、墓石建立する際の石材業者を自由に選ぶことができ、価格交渉を行うことで墓石代や工事費用も割安になる可能性があります。

 

ただし、公営霊園では墓所が広く設定されていることが多く、そうなると墓石代の金額が大きくなるため、結局のところトータルコストとしては民営霊園などとあまり変わらないケースも少なくありません。

都心の一等地などにある霊園の場合は当該エリアの不動産価格が高いため、永代使用料でも郊外の民営霊園より高くなることもあります。

 

墓所の大きさ、お墓の種類、墓石など購入される際のこだわりによって民営霊園の場合のほうが安価になることもあります。

公営霊園・墓地に応募できる立場や状況の場合でも、費用面のほか譲れない部分を明確にしたうえで具体的な条件を検討されるのが良いでしょう。

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