これからも墓地はどんどん新しくつくられていくのでしょうか?【Q&A】

Q.新聞の折り込みチラシに新規開園の霊園宣伝をよくみかけます。
千葉県在住なのですが、これからも新しく霊園がつくられていくのでしょうか?

回答

それらは主に民営の事業型墓地と呼ばれる大規模霊園の宣伝かと思われます。

高度成長期における都市部での人口爆発を受け70年代~80年代にかけ郊外型の大規模霊園が多く造られました。
しかしながら、永代使用料及び墓石代により一時的に多額の金銭が集まることから、残念なことではありますが悪質業者による売り逃げ的な開発造成も行われ、こういった場合には、「永続性」「安定性」を満たさない霊園として使用者にとって困難な事態になることはもちろん、様々な都市問題の原因となりがちです。

このような事情から昨今では行政が許認可に慎重な姿勢をとるようになり、新規の事業型墓地大規模造成は極めて難しい状況となっています。
(なお、都市近郊の公営墓地に関しても用地不足から新たな造成は困難で、既存墓地の有効活用の方向での墓地行政が進んでいます。)

但し、墓地行政は地域の実情に合わせた運営が重要となることから、国は各地方自治体の裁量範囲を広く認める方針をとっており、許認可の基準は地域によって大きく異なります。
この関係で、基準が緩やかな自治体に新たな事業型墓地の開発が集中していくと見られています。
参考までに、2002年度以降で新規の事業型墓地が許可された政令指定都市は、横浜、さいたま市、広島市のみとなっており、千葉県では一つも許可されていない状況です。

5/5 (2)