今、「お墓をイメージしてみてください」と言われたら、どんなお墓の姿が思い浮かびますか?
二段、三段と台座があって、その上に細長い石がどっかりと置いてあるお墓でしょうか? それとも、芝生の上に並んでいる幅が広くて、おしゃれな言葉が刻まれたお墓でしょうか?
故人を供養するに当たり一番大切なのは、感謝の気持ち、故人に対しての感情です。
それを心に留めるだけでなく、形にできればなお良いですよね。
ということで、今回ご紹介するのは「墓石の自作キット」です。
供養の気持ちを広めるために
自分で造れるお墓を提供しているのは、群馬県藤岡市にある、株式会社墓石のだいもん(本社:群馬県藤岡市、酒井大門社長)です。
「供養を広めること」を目的として、石材店から独立したという酒井社長は、墓石を売るだけでなく、技術を生かし、その独特な視点から新しいオリジナル商品を生み出すことにも力を入れています。自分たちだけが作れる、お客様に役立てる商品を残すことに一意専心、と言っても過言ではありません。
そして、新たなチャレンジとして生み出されたのが「墓石の自作キット」なのです。
日曜大工としてのお墓造り
自分でお墓を組み立てられるという斬新な商品。柵や花立てなど、オプションも自由に選択すれば、世界に一つだけのお墓が完成します。
「墓石のだいもん ヤフーショップ」をのぞいてみると、“墓石・墓誌(過去碑) 自作キット”は確かにありました。中国産の天然白御影石を使用した自作墓石で、大きさは幅75cm×奥行72cm×高さ67.5cmとなっています。
重い石を運ぶ自信がなくても「運送・施工費・納骨堂(カロート)・文字彫料金は別途見積もり」とありますので、その辺は相談すればクリアできそうです。
自分でお墓を造ろうという人がどのくらいいるものなのか、やや心配ですが、「ネットショップでは、日曜大工のように『自分でお墓を建ててみたい、リフォームしてみたい』という方たちのフォローを中心に、商品販売を行っています。実際に、部品だけを購入される方も多いんです。ご先祖様への感謝の気持ちを表すのに、従来のお墓のカタチにこだわる必要はないと考えています」といいます。
格安商品ながら高品質
店頭販売とネットショップでは客層も少し違うところもあり、特に価格には慎重にならざるを得ませんが、格安商品ながら高品質の商品を提供することを意識しながら、墓石やその関連商品だけでなく、水子供養品、位牌、仏壇・仏具など幅広く扱っています。
最近では「お墓は立派で高いものを建てなければいけない」という考えが変わってきていて、「お金があっても、お墓は安いもので良い」という人も増えつつあるようですが、自分の好みに合わせてお墓が造れるとしたら、お墓探しも楽しくなりそうです。