契約前にチェックしておきたい「使用規則」その1

2018年7月17日

先月、墓埋法の一部改正についてご紹介しましたが、私たち霊園・墓地の使用者としてもっと身近なルールといえば、管理者との取り決めをまとめた「使用規則」になるでしょう。

「使用規則」は、お互い守るべきことが書かれた契約約款(条項)です。それぞれの霊園・墓地で内容が異なるため、どのような条件を設定しているか各人が契約前にチェックしておくことがベストです。

使用規則には、一般的に次のような項目が含まれています。

  •     A.使用者資格の条件(国籍、宗教、法人や団体について)
  •     B.永代使用料・管理料の定義と支払いについて
  •     C.使用者の承継手続き
  •     D.使用権の取消しや消滅についての条件
  •     E.工事基準と制限など
  •     F.祭祀(さいし)者の同行について
  •     G.埋蔵・改葬の手続き
  •     H.墓石などの移設について
  •     I.墓地返還の際の条件と手続きについて

まず確認しておきたいのは、A使用者資格、B永代使用料・管理料、D使用権の取消し・消滅についてです。

管理料については支払い方法以外に、「物価の変動などの事由により管理料が不均衡となった場合はこれを変更する」などと書かれていることもあります。

使用権取消し・消滅について、よくある記述を挙げてみます。

【使用権の消滅】

  •     使用者が死亡した日から2年間承継の申請がない場合
  •     使用者が行方不明になり、何の申し出もなく5年以上経過したもの

【使用権の取消し】

  •     使用者が死亡した日から2年経過しても承継者がいないとき
  •     管理料を3年以上滞納したとき
  •     使用者が目的以外に使用したとき
  •     使用者が使用場所を第三者に譲渡または転貸したとき
  •     その他本規則に違反したとき

※「死亡してから○年」などの設定は各霊園・墓地で異なります

これらの条件を一応頭に入れておき、管理料の支払いはもちろん、契約後は、使用者が死亡した際の承継手続きをスムーズに行うようにしましょう。

またHの項目では、改葬(お墓の引越し)等で墓石を他から移設することを禁止していることがあります。
その場合、「出身地にあるお墓を新しい墓所まで持ってきて使いたい」と考えていても許可が下りないことになります。

このように、文章化された各使用規則に目を通すことで、自分たちの希望と諸条件を照らし合わせることができます。