はじめてのお墓ガイド
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【アジアの聖地から】ラオスで最も女性が訪れるお寺 ワット・シームアン(ラオス)

自らの命に変えて建立を願った、伝説の女性シーさんが眠るお寺。
そこでは人生の大きな節目を迎え、伝統的儀式に訪れた大学生に出会いました。

 

“世界で一番行きたい国”ラオス

ラオスには友人がいるのでよく訪れるのですが、ラオスと言うと「どこだっけ?」と聞かれることが結構あります。ラオスは、中国、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムの五ヶ国に隣接している、東南アジアで唯一、海のない内陸国です。

東南アジアにありがちなちょっと不衛生なところがなく、道路にゴミが落ちていることもありません。開放感があり、自然豊かなとても美しい国です。

北部のルアンパバーンは、街全体が世界遺産に認定されている古都。更には、ニューヨークタイムズ紙の「世界で一番行きたい国」のランキングでは、ラオスが一位に選ばれているのです。

首都ビエンチャンの象徴、パトゥーサイ

 

守り神となった女性、シーさんの伝説

首都はビエンチャン。ここにラオスで最も女性から人気があり、また最も美しいとも言われる、ワット・シームアンというお寺があります。

1563年、セーターティラート王がこの寺院を創建する際、神に捧げる人身御供(ひとみごくう)、いわゆる“生けにえ”が必要となりました。誰も生けにえに名乗りでない中、シーさんという若い妊婦が、寺院建立のために、支柱を建てる穴に飛び込み、自らと母体の子の命を捧げたのです。

この時からシーさんは町の守り神として、伝説の女性になりました。シーさんへの想いから、ここは圧倒的に女性の参拝者が多く、特に本堂では、バーシーいう儀式を受ける女性ばかりで賑わっています。

ラオスの伝統儀式、パーシー

 

バーシーとは、結婚、出産、入学、死別など人生の節目に行われるラオスの伝統儀式です。バーシーでは体内にいる精霊が外に出ていかないように、僧侶からお祈りをいただき、手首に白い糸を巻き付けてもらうのが特徴です。次から次へとバーシーを受けに訪れる女性。年齢も様々ですが、どの女性も何かの節目があった方々、どの顔も真剣です。

神秘的な壁画で埋め尽くされた仏殿

 

このお寺が女性に人気があるまたの理由は、煌びやかさです。金、茶、琥珀色、同系色の装飾が美しく組み合わさる本堂。その中には更に輝く黄金のベッド、お姫様に憧れる女性なら誰でもうっとりとしてしまうでしょう。そして幾つかある仏殿は色鮮やかな壁画で埋め尽くされ、それはとても神秘的です。

光り輝く黄金のベッド

 

シーさんの像は本堂の奥の部屋にあり、そこでは座る場所もないほどにたくさんの女性がシーさんへ祈りを捧げているのです。この寺院を建立できたことへの感謝、そして人生の節目での報告をしているのでしょう。そこはお線香とジャスミンの香りに包まれた、とても清らかな空間でした。

伝説の女性、シーさんの銅像

 

大切な節目で訪れた大学生

制服を着た二人の女性に出会いました。彼女たちはどんな節目で訪れたのでしょう?

「私たちは大学の一年生です。ワナケートという南の田舎から来たばかりで、まだビエンチャンのことは何にも分からないんですよ。大学に入れて、寮に引越しもできたのでその節目でお祈りにきました。

将来は銀行員になりたいので大学ではその勉強をします。たくさんの知識が身に付くようにお祈りしました。」

ここは恋愛にもご利益があるって日本で聞きましたが、そんなお願いもしたのですか?

「えー、それ逆ですよ。ここではそうゆうお願いはしたらダメなんですよ!」

やはり現地で聞いてみないと分からないことばかり。笑われてしまいました。

大学進学の節目で訪れたお二人

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お墓コラム
この記事を書いた人
齋藤 浩司

齋藤浩司(株式会社B-WAYグループ 代表取締役)
互助会から葬儀社を経て2001年同社創業。2002年に葬送支援NPO法人を創設。2010年には宗教法人を新規認証。CSR活動として、2007年お寺で余ったお供え物を困窮世帯へ届けるフードバンクを設立。2013年からは東南アジアの貧しい子ども達への生活・教育支援を開始し、現在はカンボジアのスラムで孤児院と幼稚園を運営。活動時に各国の聖地を訪れ、宗教家や現地の人々から文化を学んでいる。東京都新宿区出身。

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