納骨堂ってどんな人が買っているの?

2018年3月29日 2018年9月25日

納骨堂とは、遺骨を納めるところです。以前は納骨堂というと、お寺の一角にある一時的に遺骨を安置するお堂を指しました。しかし現在ではお墓の一形態としての利用が多く、購入する人もたくさんいます。宗教不問、また永代供養をしてくれるところも多数あります。納骨堂を購入した方の声から、納骨堂についてご説明します。

納骨堂は、いわば「遺骨の収納スペース」です。

遺骨を土に還すことなく、骨壷に入れたまま室内に安置しておくのが最大の特徴です。

たくさんの骨壷が同じ建物内にあるため、従来のお墓が「一戸建て」だとしたら、納骨堂は「集合住宅」に例えることができます。

いくつもの骨壷が同一の納骨堂に安置されている関係上、基本的に墓標というものが存在しません。

骨壷は個別の棚やロッカーに置かれており、骨壷の周囲には祭壇や仏壇などが設けられています。

納骨堂の造りにもよりますが、遺族は墓標ではなくそれぞれの骨壷に向かって手を合わせ、祈りを捧げるのが一般的です。

納骨堂を購入した場合、遺骨は墓地に埋葬されることなく一定期間保管、管理され、定期的に供養が行われます。

三十三回忌などの契約期間が過ぎると、遺骨はほかの遺骨と合祀されて別途用意された区画に保管されることになります。

納骨堂は寺院が運営しているものと、民間の機関が運営しているもの、そして公的機関が運営しているものに大別できます。それぞれの特徴をご紹介します。

寺院が運営する納骨堂

一般的なお墓の場合、お寺が管理するお墓に入れるのはそこの檀家になっている人だけです。

しかし納骨堂の場合、檀家になる必要がないタイプのものも多数あります。檀家ではないため、お布施や寄付金を求められることもありません。

また、納骨する前に故人がどの宗教を信仰していたかは問われません。誰でも納骨堂を利用することができます。

ただし、供養については運営しているお寺の作法に則って行われることが一般的です。

民間の機関が運営する納骨堂

お寺に運営を委託された企業などが運営している納骨堂がこれにあたります。

こちらも宗教に関係なく利用できることがほとんどで、故人が信仰していた宗教に即した形で供養を行ってもらうこともできます。

納骨堂によってサービス内容がかなり違うので、契約前の確認が不可欠です。

公的機関が運営する納骨堂

都道府県や市町村、または区などの地方自治体が運営している納骨堂がこれに該当します。

宗教の制限はありませんが、基本的にその自治体に一定年数以上居住している人でないと応募できません。また自治体によって、既に遺骨を持っている人が優先されるなどのルールもあります。

公的機関が運営を行っているため、民間のような倒産や解散がないことがメリットです。

価格もリーズナブルですが、設備的には民間の納骨堂より劣っているケースも見られます。

主な納骨堂の購入者

主なユーザー層がわかれば、納骨堂の購入を検討するときに判断材料が1つ増えることになります。

はたして納骨堂の購入者にはどのような人が多いのでしょうか?

お墓の管理者がいない人

既にお墓を持っているものの、継いでくれる人がいなければ、そのお墓は将来的に無縁墓になってしまいます。

無縁墓になることを避けるために納骨堂を選ぶ人は多いようです。

既存のお墓が遠い人

実家にお墓があるものの、遠くてなかなか帰ることができず、将来的に実家に戻る可能性もない人などがこれにあたります。

元々あるお墓を墓じまいし、自分の居住地に近い納骨堂に遺骨を改葬することで、お参りがしやすくなります。

子孫にお墓を管理する手間をかけさせたくない人

既にお墓を持っていて、お墓を継いでくれる子孫がいるけれど、お墓を管理する面倒をかけさせたくないという理由で納骨堂を選ぶ人も一定数存在します。

個人または夫婦などで眠りたい人

従来のお墓では先祖とともに眠ることになりますが、納骨堂は個人や夫婦などの単位で契約可能です。

自分一人で眠りたいという人や、夫婦仲良く同じところで眠りにつきたいという人が納骨堂を選ぶこともあります。

納骨堂を購入して良かったと思う方の意見

ここからは購入者の実際の声を紹介していきます。

まずは納骨堂を購入して良かったという人の意見を見ていきましょう。

納骨堂がイメージよりよかった

納骨堂にあまりいいイメージがなかったのですが想像以上に良かったです。

どうかしらと思っているなら見学に行ったほうがいいです。

天候に左右されない・アクセスや雰囲気がいい

交通の利便性はとてもよく、設備・園内の雰囲気は新しいだけありとても綺麗です。それと、分からないことは丁寧に教えてくれます。

我が家は代々子どもたちに引き継ぐことを考えると墓石ではなく管理がゆき届いていて天候に左右されない納骨堂を選びました。

核家族時代に最適

納骨当日は雨でしたが、悪天候が全然気になりませんでした。納骨堂は納める骨壷の数に限りがあるのが弱点。その点が問題にならないなら、施設の素晴らしさ、交通の利便性、管理の充実と、核家族時代には最良のお墓だと思います。

親せきの評判もよかった

屋内納骨堂に絞って見学を重ねました。

どこも大変丁寧にゆっくり説明してくださるので助かりました。それぞれ、雰囲気が違うので時間が許す限り見学することをお勧めします。

「搬送式納骨堂」という新しい形の納骨堂なので、親せきに受け入れてもらえるか心配でしたが、全く問題なく評判も大変良かったです。特に遠方の年配者には、駅から近いという点が高評価でした。

継続的なコストが皆無

少子化で、昔のように代々墓守りをする後継者がいなくなり、毎年管理料を支払う事ができなくなる日が不安でしたが、今回申し込んだお墓は最初のお支払い分だけで済み、将来の心配がなくなりました。

半個室がうれしい

まだできたところでとても綺麗です。日当たりがよく明るいところ、内装のお花が綺麗で明るい感じが気に入りました。

また特別参拝室は半個室になっていて、ゆっくりお参りできるのも魅力的です。

お花が生花ならもっとよかったと感じました。

使用期限なしで安心

こちらの納骨堂は使用期限の打ちきりがありません。名義変更のみで継続して使用できます。管理者は曹洞宗の禅寺ですが、神道の神職を呼ぶことも可能、法要も仕切りを使って貸し切りにできます。熱田神宮のそばというところも決め手でした。

法要のお知らせをしてくれる

互助会に入ると法要のお知らせを送っていただける様なのでとても助かります。

あまり良くなかったと思う方の意見

続いて、納骨堂を購入したけれどやや不満があった人の意見を紹介します。

お骨の扱いに不満

管理をしている会社をしっかり調べる必要があると思った(納骨日の約束が把握されていなかった。付け焼き刃でお骨を粉砕されて不安、不快な気持ちになった)

洗骨にお金が必要

室内の納骨堂の場合、洗骨しなければいけないそうで5万円かかりました。

予想外のコストが発生

付属の費用が想定以上にかかりました。予算は2割増しを想定するとよいと思います。また納骨堂はいろいろ種類があります。

中にはこんな意見も

満足不満足以外の意見もご紹介します。

今後の主流になりそう

納骨堂というのはほとんど知りませんでしたが、今後は、都心ではこれが主流になるような気がしました。

契約を焦っている業者に注意

資料を集め、実際にいくつか見て回ること。「早く契約しないといい場所が無くなる」と契約を急かすところは、気をつけた方がいいと思います。

実際に自分の目で比較検討することが大事

パンフレットでは交通の便や霊園までの行き方・雰囲気、霊園の雰囲気がわからないので見比べるのは大事だなと思います。

見学時の天気も大切

色々なタイプを訪問してみて、根気強く探すことをお勧めします。

パンフレットだけではわからないことも多々ありますし、天候でも受ける印象が変わるので、何度か足を運んでみることをお勧めします。

納骨堂が合っている人合わない人

多くの声がある納骨堂ですが、納骨堂の利用が性に合う人と合わない人がいます。

ここからはどのような人が納骨堂の利用に合っているのか、または合わないのかを記載していきます。

納骨堂が合っている人

お墓という形にこだわらない人

納骨堂には基本的にお墓がありません。お参りするときは「お墓参り」というよりも「遺骨参り」になってしまいます。

また、納骨堂の場合はほかの人の遺骨がすぐそばにある状態です。一般のお墓とはかなり違う環境で眠り、お参りをするときも変わった環境の中でもお参りになります。

既存のお墓のイメージにとらわれず、納骨堂特有のスタイルを受け入れられる人であれば、納骨堂を利用しても問題ないといえます。

合祀を気にしない人

納骨堂に遺骨を預けると、最終的にはほかの人と合祀されることが一般的です。

「別に合祀されても問題ない」「むしろ合祀された方がいい」という考え方の人は、納骨堂の利用に向いています。

納骨堂が合っていない人

先祖代々のお墓を大切にしたい人

納骨堂を利用すると、それまで先祖代々守ってきたお墓を終わらせる可能性が高くなります。

できるだけお墓を守りたい、そして自分の子孫にもお墓を受け継いでもらいたいと考えている人は、納骨堂の利用を控えたほうがいいかもしれません。

家族で眠りにつきたい人

納骨堂を利用すると最終的には合祀されるので、ご先祖様や家族とだけ眠りたいと思っている人は通常のお墓の方が向いています。

まとめ

納骨堂は遺骨を埋葬せずに、骨壷に入れたまま安置するスタイルのコンパクトな墓所です。

運営主体には寺院・民営・公営などがあり、それぞれに特徴が存在します。

納骨堂に興味がある人は、本記事に記載した利用者の声などを参考にして、納得の行く納骨堂選びをしてください。

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投稿者: いいお墓

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