納骨とは

2018年6月4日

納骨とは、火葬し、荼毘に付した遺骨をお墓や納骨堂に安置することを言います。

この記事では、お墓の形態に合わせた納骨の方法や、納骨にかかる費用、また費用の負担を抑える永代供養などについてご紹介します。

併せて、納骨式を行う場合の手順や式のやり方、遺族側や参列者の式に際してのマナーなどもご紹介いたしますので、ぜひ参考にご覧ください。

納骨とは、火葬された遺体を骨壷に収め、お墓や納骨堂に納めることを指します。

納骨の時期について法律などでの指定はありません。そのため、納骨までの期限は地域や宗派、またそれぞれの家庭の事情によって異なります。

納骨の時期

一般的な仏教の家庭の場合、すでにお墓がある場合には四十九日まで自宅で供養したのちに忌明けの法要で親族が集まって納骨式を行います。

事前にお墓がある場合は比較的スムーズに納骨が可能ですが、お葬式の後お墓を用意するということもあります。四十九日法要に間に合わない場合は、お墓の準備が整うまで自宅に安置する、または一時預かりをしてくれる納骨堂などに、一旦仮で納めます。そのうえで、お墓ができた時に納骨をします。このような場合は通常、一周忌などの節目の時期を待って納骨することが多いようです。

納骨方法

納骨の方法には、新しくお墓を建てる方法と代々受け継いできたお墓に納める方法、納骨堂や合葬墓に納骨する方法などがあります。

石のお墓

新しくお墓を作って納める場合は遺骨を自宅に保管し、一時的に納骨壇に預けるなどして、お墓の完成を待って納骨することになります。代々受け継いだお墓がある場合は前述のように四十九日が過ぎた後に納骨するのが一般的です。

納骨堂など

費用面でお墓を建てる都合がつかない場合や、お墓の承継者が確保できない場合は納骨堂や合葬墓という選択肢もあります。

納骨堂にはロッカー式やお墓式など多様なものがありますが、いずれも遺骨を骨壷に入れて納骨します。

一方合同墓に納める場合、遺骨は骨壷から出した状態で埋葬されます。

納骨にかかる費用

一般的なお墓に納骨する場合は、作業費用(お墓の開け閉めなど)や彫刻料、お布施など、数万円から十万円前後が必要になります。さらに、お墓を新しく作る場合は二百万円ほどの費用が必要です。

お墓を建てる費用を抑えるために永代供養や散骨という方法を選ぶ遺族も近年増加しています。

永代供養は、お寺が遺族に代わって供養してくれることを言います。お墓参りなどの負担を負うことなく、お寺が遺骨の管理や供養を引き受けてくれることから、近年よく選択されている方式です。

一方、散骨というのは、粉砕した遺骨を海や山などの自然に返す供養の方法です。周りの環境への配慮は必要ですが、費用が抑えられることに加えて故人の思い出の場所や風景のよいところへ遺骨を撒くことが可能である散骨後の遺骨の管理が必要ないというメリットがあります。

納骨法要に呼ぶ人

納骨を行う際には法要を行うのが一般的です。また新しいお墓の場合、開眼法要というように、お墓に魂を入れる法要もあります。法要は菩提寺の方などお坊さんにお願いしますが、そこに呼ぶ人には決まりがありません。家族や近しい親族、特に親しかった友人などで、地域や宗派、家族の気持ちによる部分が大きいと言えます。

また、実際に家族のみで納骨を行い、お坊さんを呼ばない場合もあります。

納骨までの手順・準備物

お寺に四十九日の法要を依頼する場合は、早めに相談して日程を決めます。その際、塔婆を依頼する場合もあります。

石材店にも、お墓の字彫や必要であれば当日の墓石の移動などを前もって依頼しておきましょう。

日程が決まったら親せきなどに連絡し、式の後に食事などをする場合は、お店の予約をしておきます。

納骨の際に準備が必要なのは「埋葬許可証」と、墓地の利用許可証と印鑑です。また、お供え物や引出物も準備します。

納骨式の進め方

宗教により納骨式の時期や流れは異なります。

一般的な仏式では四十九日法要の日や一周忌やお彼岸などの節目の時期、キリスト教であれば追悼ミサまたは昇天記念日(一月後の命日)の後、神道は五十日祭の時期に行います。

 

仏式では施主や遺族代表からの挨拶ではじまり、読経、お焼香、納骨、挨拶を行います。四十九日の法要と一緒に行う場合は、納骨式の後に会食を行うこともあります。

 

神式ではお祓いをしてから納骨し、祝詞を読み上げ、玉串奉奠を行います。最後に直会(なおらい)という宴会を開きます。

 

キリスト教の場合はまず聖職者が聖書を朗読し、賛美歌を歌い、納骨、献花、聖職者によるお祈りの言葉という流れになります。

 

執り行う時間については厳格に決められているわけではありませんが、宗教者や参列者の都合が合う時間帯で、会食を予定している場合は昼食や夕食の前に行うのが一般的です。

納骨式自体の時間は長くても30分程度です。

納骨のマナー

遺族側のマナー

遺族の服装は、四十九日までであれば喪服、四十九日以降の場合は略式喪服(男性は黒・紺・グレーのスーツ、女性は黒・紺・茶色のスーツで露出の少ない服装など)で行います。

祭壇の花を用意する必要がありますが、花びらの落ちやすいものや香りが強いものを避けるようにしてください。お供え物の準備は宗教や宗派によって異なるので、事前の確認をしておくのが望ましいでしょう。

参列者のマナー

参列者の場合は四十九日の法要までは略式喪服、それ以降の場合は略式喪服または地味な平服を着用します。

納骨式ではお香典を用意します。故人に近しい間柄だった人ほど高い金額で、五千円、一万円、三万円など、4と9の数字を避けて包みます。表書きには「御仏前」または「お布施」と書くのが一般的です。

 

お供え物は遺族側が準備するので、参列者は「御供物料(おくもつりょう)」として現金をお供えすることが増えています。

まとめ

この記事では、納骨を行う時期や方法、かかる費用などをまとめてご紹介しました。

仏教、神道、キリスト教などの宗派や、遺族側、参列者側などの立場によってマナーや準備するものが異なるので、納骨の際にはぜひ参考にしてみてください。

さらに相談や見積りのご依頼をされたい方や、葬儀社を選ぶのに悩みがある方は、遠慮なくお問い合わせください。

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