千葉でお墓を探すメリット・デメリットとは

千葉県の霊園のイメージ画像

千葉県のお墓の特徴について、具体的な数字とともに詳しく解説していきます。

首都圏の中でも千葉県は東京や埼玉、神奈川とエリアが近く、東京のベッドタウンで多くの人口を抱える一方、房総エリアは緑や海など自然が豊かで、里見八犬伝の舞台になった歴史ロマンも感じられます。

そんな千葉県ならではのお墓の選び方をご紹介しましょう。ぜひ、千葉県でお墓の購入を検討するときの参考にしてみてください。

千葉県の死亡者数は急増。一方、墓地数は横ばい…

千葉県の死者数と墓地数の推移を示したグラフ

※厚生労働省『人口動態調査』『衛生行政報告例』より「いいお墓」作成

千葉県内の死亡者数はここ30年で倍増しています。1990年のデータでは約2万9,000人でしたが、2017年には約6万人に達する勢いで増加し続けてきました。

これほどの上昇率の原因は、戦後、県内に東京のベッドタウンがいくつもできて、団塊の世代がマイホームを建てたり、地方からの移住者が増えたりしたことなどが関係していると考えられます。

さらにさかのぼると、もともと千葉県のあるエリアは江戸を守る要として、徳川家の譜代大名が治めてきました。こうした地域は稲作に適していて、印旛沼の開拓でさらに米が獲れるようになり、豊かな地域経済のおかげで明治以降も人口が増え続けてきたのです。つまり、人口が増えたため自然に死亡者数も増えている、とも考えられます。

しかし、倍増する死亡者数に比べて、千葉県内の墓地数は2005年以降、約2万2,000点のまま横ばい状態が続いていて、将来的にお墓が不足すると予測されます。

墓地は、行きやすさ、管理のしやすさ、運営主体の信頼度など、さまざまな角度から選ぶ必要がありますが、ニーズが高まるにつれて価格の高騰や競争率の激しさは増していきます。千葉県でより良い条件のお墓を確保するには、早めにお墓探しを始めることが大切です。

千葉県内でお墓を建てるメリット

千葉市周辺や松戸、柏を中心にした東葛飾地域など、都心に近いエリアは都市化が進んでいるため、現在は全国的にスタンダードな葬儀で弔うのが一般的です。一方、千葉県でも成田市などの北総地域や太平洋沿岸、さらに南房総まで足を運ぶと、豊かな自然と歴史が受け継がれていて、今でも独特な葬儀の風習が残っています。

そこでここからは、千葉県のお墓のポイントと地域に残る葬儀の風習を見ていきましょう。

広い土地を確保できる千葉県では、広めのお墓を建てられるメリットが

千葉県は、千葉市を中心とする都心に近いエリアを除けば、田園地域や里山が残る自然あふれる地域です。そのため、東京や埼玉の都会でお墓を探すよりも、良い条件でお墓を購入できるチャンスがあります。

千葉県内の霊園や墓地を見ていくと、首都圏の中でも面積が広く規模の大きなものが多く、しかも地価が割安なので一般墓の土地を手に入れやすいというメリットがあります。

都心に住んでいてお墓参りをするとなると、千葉県の地方部はアクセスで不便を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、自然に囲まれた広い霊園や墓地で大切な家族や先祖を供養できるのは、そうした不安を補って余りあるほどの大きなメリットと言えるでしょう。

また、千葉県では、昔ながらのスタイルでお墓を建てているところが多くあります。納骨するスペースを地面より下に作る「地下カロート」と呼ばれるものです。年配の方の多くは最近増えている墓石内に納骨する「地上カロート」タイプより、地下カロートの方がお墓らしいと感じる傾向が強いものの、東京や埼玉では購入費用の面でなかなか手に入れられないのが現状です。

その点、割安でお墓を建てられる可能性の高い千葉県では、亡くなった家族やご先祖のために幅広い世代の遺族が納得できる昔ながらの地下カロートのお墓を用意できます。

葬儀で特徴的なのは「長寿銭」

長寿銭と呼ばれる千葉県の葬儀の特徴のイメージ
千葉県の一部の地域では、葬儀の際、遺族が5円玉の穴に紅白の紐を通したお金をポチ袋に入れて参列者に配る「長寿銭」という風習が残っています。会葬礼状に添えて渡すケースが多く、葬儀でありながら紅白の水引に「長寿」と書かれたポチ袋を使うのは、参列者の長寿を願う気持ちが込められていると言います。

また、他の地域では「亡くなった人にあやかって長生きができるように」という同じ意味合いで、小銭をみんなに撒いて長寿を願う「撒き銭」という風習が残る地域もあります。

世界的に、亡くなった人を弔うときに、遺族があえて笑って明るく過ごしたり、お祝いごとのように送り出したりする風習は決して珍しいものではありませんが、現代ではずいぶん廃れてきました。伝統を大切にする千葉県の地方部ならではの風習と言えるでしょう。

寝ないで番をする「夜伽」の風習を残す地域も

千葉市や船橋市をはじめとする東京に近い都市部では、通夜は夕方に初めて2、3時間で終えるのが一般的です。

しかし、もともと通夜とはその字の通り、「夜を通して」朝まで近親者が故人のそばで過ごして弔うものでした。こうした昔ながらの通夜の伝統が残る千葉県の一部地域では、とくに通夜を「夜伽(よとぎ)」と呼んで、一晩中みんなで話したり、食事をしたりします。夜伽で食べる食事を「夜伽見舞い」と呼んで、各自で食べ物を持ち寄ることもあります。

また千葉県では「前火葬」といって、葬儀の前に火葬をして当日そのまま納骨する風習のある地域が多くあります。一般的には、葬儀を終えてから火葬する流れですが、前火葬のならわしを知らないで葬儀に参列してしまって故人の顔を見てお別れができなかったという人もいるようです。

千葉県のそれぞれの地域が火葬をどのタイミングでおこなうならわしなのか、確かめておきましょう。

5/5 (3)

☎お墓探しの相談をする