遍照院霊園の現地レポート

■遍照院霊園 探訪記

伊丹市寺本２丁目１６７をナビにセットして車で向かいました。
国道１７１号線沿いにあるはず…
ナビが目的地周辺であることを告げましたが、まだ場所は特定できません。

幸い後方の車が少し途切れたので徐行しながら進むと、
赤い巨大な山門が左手に現れました。おそらくこれが「昆陽寺（こやでら）」でしょう。

事前に調べておいたのですが、目印にはもってこいの大きな赤い門です。
目的の遍照院霊園はこの近くのはず。

車を道路脇にハザードランプを付けて停車させ、
降りて確かめに行きました。

山門の両脇には２体の仁王像がいて見る者を圧倒しにかかります。
すごい迫力！確かにこの辺り…

あ、ありました！昆陽寺の真左（西側）に遍照院を見つけることができました。
武家屋敷の門を彷彿させるような堂々としたお寺さんです。

お寺の入り口、向かって右側に２台分の駐車スペースがあります。
幸い空いていたので止めようと急いで車に戻ります。
１７１号線から一旦左に折れ、そこからぐるりと周り、元来た１７１号線に出てから、
昆陽寺の門の前をくの字に入り込めば、無事駐車場です。

やれやれ。遍照院は昆陽寺より奥まったところに位置しています。
初めてだとちょっとわかりにくいかも知れませんね。

バスの方がわかりやすいでしょう。
ちなみに行き方は…
阪急伊丹駅、ＪＲ伊丹駅、２番乗り場より昆陽里（こやのさと）行きで「昆陽池前」下車、
徒歩で東へ４〜５００メートルのところです。

バスを降りて東を向けば、昆陽寺の山門が見えますのでわかりやすいですよ。

さて、境内へ。

門をくぐった瞬間、空気が一変しました。国道１７１号線の喧噪はみじんも感じません。
なんて静謐で美しいお寺さんなんだろう？と思いました。

門の正面に、お賽銭箱と鰐口（わにぐち）が…神社で言うところの鈴のガラガラです。
龍？のモニュメント付きのお洒落な手水鉢（ちょうずばち）を見つけました。
左手→右手→口→柄杓の順番で身を清め、早速お賽銭を入れて手を合わせます。
神社では確か２礼２拍手でしたが、お寺さんの場合は手を合わせるだけだったはず…
（作法、合っていたかしら？）

墓地の前には稲荷大明神が祀ってあります。
一願成就の守り神様だそうで、おかげ明神の表札が立っています。あ、お百度石まで！
どんな願い事も、ひとつだけなら叶えていただけるそうなのでやってみよーっと。
お百度参りはせず（汗;）、お賽銭を入れて手を合わせるだけにしました。

道草はこれくらいにして…本堂の左手の墓地を見学。
定番の和風墓石が整然と並んでいて、どのお墓もピカピカです。
並び方とその間隔も丁度良く、気持ちいいです。
お墓の通路を歩くだけで、なんだか身が清らかになるような…。

そこへ、住職さんらしき方が出て来られたので、
声を掛けさせてもらいました。

今、見ている墓地は、まだ新しいそうです。
新しいお墓は、若干の空きはあるそうですが、ほとんど買い手が決まったとのこと。

なんでも本堂の左手のこの土地の元の地主さんが、最初はなかなか手放さなかったそうです。
やむなく本堂が先に出来て、そのずいぶん後に土地を手に入れることができ、
新たな墓地にされたと言うのです。

「ということは他にも墓地があるのですか？」とお聞きすると、
「本堂の裏にあります」と住職さん。
早速、見学の許可を頂き、向かうことにしました。

お寺の入り口の駐車場の右となりに、鉄門があります。
ここを開けて中に入ると、細長いコンクリートの道が奥へ続いています。
丁度本堂を右からぐるりと迂回する感じで、古い方の墓地に出ることができました。

ここも、表の墓地と同じで、こぢんまりとしていて落ち着ける美しい霊園です。
垣根の向こう側に見えるのは戸建て住宅。とても静かな空間です。

住職さん、曰く。
「お墓のことはウチの家内に任せてあります。
今はあいにく外出中ですので、よかったらまた立ち寄ってください」と、
気さくに話しかけてくださいました。

■周辺環境

昆陽（こや）まで足を運ばれたなら、
ぜひ立ち寄っていただきたいところがあります。

自然と野鳥（渡り鳥の飛来地としても有名）にあふれた「昆陽池」も捨てがたいのですが、おススメは、このほど開店した「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター」です。

２０１１年3月２２日にオープンしたての、マンモスショッピングセンター。
一日中過ごしても、飽きないアミューズメントが楽しめます。
遍照院に立ち寄られた際には、ぜひどうぞ。