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墓石に刻む文字

 墓石に名字や名前を刻む習慣ができたのは明治以降のことです。明治時代になって共同墓地が造られるようになり、どれが誰の墓かわかるようにしなければいけなくなったため、家名や名前を刻むのが一般化したようです。
 墓石に刻む文字は、お寺や霊園によって、ある程度の決まり事のある場合と、まったく自由な場合とがありますので、あらかじめ確認をしてください。
 最も一般的なのは、家名を刻むお墓です。「○○家之墓」「○○家先祖代々之墓」「○○家累代之墓」などが多いようです。最近は“家”という概念が希薄になったせいか、“先祖代々”とか“累代”の文字を省き、和型墓石には「○○家之墓」、洋型墓石には「○○家」という表示が多いようです。
 その他に「南無阿弥陀仏」「南無妙法連華経」といった言葉を入れる墓石も見られます。こうした言葉は宗派によって決まってることが多いので間違わないようにするために住職に相談するとよいでしょう。
 また、この世で生きた記念となる言葉、詩や俳句、辞世の句などの文字を入れる人もいます。


参考になる文字・図柄は石材店に尋ねても

 

 
 

■書体

 書体については業者が書体見本を見せてくれるので、その中から好きなのを選びます。楷書・行書・草書・隷書・ゴシックなどがあります。解りやすいということで楷書体が好まれます。自筆の字も刻めますが、その場合は割高になります。
 字体には新仮名づかいよりも旧字を使うのが正式とされていますが、特に気にすることもないでしょう。

■墓誌に刻む内容

 家のお墓の場合、故人の戒名や死亡年月日などを墓石の側面に刻みますが、墓石とは別に墓誌を建立することもあります。墓地の面積にもよりますが、最近は墓誌を建立するほうが多いようです。
 また墓誌には、故人の「戒名」「俗名」「死亡年月日」「死亡時の年齢」などを刻みます。

 
 


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