ほとんどの方にとって、お墓の購入は一生に一度のことであり、価格・費用に関してもわからないことだらけです。しかも、高額な出費であり、もう一度買い直すということもままなりません。

まずは、「お墓の値段構成や、価格形態がどうなっているのか」をよく知った上で、霊園・墓地選び、予算などの計画をたてましょう。
墓地購入に要する費用は、主に(1)「墓石費用」、(2)「永代使用料」、(3)「管理費」の3つの要素でなりたっています。
霊園や石材店のパンフレットや、新聞折込チラシなどの価格で、永代使用料と墓石費用を合わせた「墓石一式○○万円」という表記されたものがありますが、「一式の中に何が含まれているのか」をしっかり確認しておきましょう。
- 墓石費用(石の種類、使用量、加工費、施工費)
- 永代使用料
- 管理費
- 基礎彫刻(墓碑)、戒名(法名)彫刻
- アフターケアなど
【チェックポイント】
チラシなどの価格表記では、霊園・墓地における標準的なものや、最安価格が前面に表記されることが多くなります。
実際に建墓する際は、区画、石の種類や石の使用量、形状や付属品などによって金額が大きく異なってきます。
紙やネットの霊園・墓地情報だけではなく、実際に現地に足を運び、建てられているお墓を例に、石の種類や金額の説明を受け、確認しておくことも大事です。
墓石は、お墓の建物部分とお考えください。A.「墓石の本体」、B.「外柵・納骨棺(カロート)」、C.「施工費」の3つを合わせて墓石費用としています。
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また、墓石費用(価格)は、以下の1~4の要素によって大きく左右され、中でも1の「石の種類」によっては、数十倍の価格差が生じることがあります。一般的に外国産石材は国産石材よりも安価な傾向にあるものの、外国産石材でも希少で良質な石は価格が高くなります。
- 石の種類・・・石質(硬さ・色・石目)、産出地、採掘量、等級によって石の性質や価格も千差万別。国産・外国産を問わず価格には大きな幅あり
- 石の使用量(容積)・・・使用する石材の量に比例
- 墓石の加工費・・・オリジナルな細工、手の込んだ細かい加工の多いデザインは手間がかかるため加工賃が上乗せされる
- 施工費(工事代)・・・既に墓石が設置されている区画や、据付型など施工負担が軽いものは費用が抑えられることも。立地的に施工や運搬がしにくい霊園・墓地(区画)は費用が加算されることがある
※通常は消費税が発生します。
※石材店がクレジット会社と提携している場合は、ローンなどでの分割払いで支払が可能です。
※指定石材店のある霊園・墓地では「墓石費用」が制定されており、石材店によって料金の差が生じないように規定されています。
墓石費用・値段の参考までに、鎌倉新書の実地調査に基づいた価格を以下ご紹介します。
【参考1】:全国の石材店からアンケート調査した墓石費用
~全国の石材店さんから、「最近の墓石の値段や販売価格」を聞いてみました~


- 墓石の販売価格
[墓石費用]の平均額 - ⇒東日本:146万円
- ⇒西日本:124万円
- 東京県:200万円
- 埼玉県:167万円
- 神奈川:160万円
- 千葉県:120万円
- 愛知県:110万円
- 大阪府:115万円
- 兵庫県:132万円
- 京都府:100万円
- 広島県:120万円
- 福岡県:180万円
主要都道府県別
[墓石費用]の平均額
(鎌倉新書「月刊仏事」 墓石価格調査/2008年4月号、5月号)
【参考2】:当サイト「いいお墓」から霊園・墓地を探し、お墓を建てられた方の墓石費用
~全国250人以上の方々から、「墓石購入にかかった費用」を聞いてみました~
- お墓の購入価格 [墓石費用]の平均額
- ⇒¥1,404,425
(鎌倉新書「e-ohaka.com」/2008年4月~2009年6月)
お墓の土地部分のことを「永代使用権」といい、その取得する費用のことを「永代使用料」といいます。
価格は不動産(住宅)と同じように、立地やアクセスが良いところ、土地としての希少価値が高く人気がある地域ほど、永代使用料が高くなる傾向があります。不動産と似ていますが決定的に異なるのは、永代にわたって墓地を使用できる権利、つまり土地の所有権ではなく、使用権であるということです。

永代使用料は、墓石の建墓に関わらず、墓地を取得した際に納入します。また、承継者(使用名義人)が変わっても、所定の変更手続を経れば永代にわたって使用できます。ただし、長期間の管理費滞納、承継者不在などの事由により、使用権が取り消されるケースもあります。
※お墓の移転や撤去などで墓地(永代使用権)を返還した場合でも、特別な事由を除き、一度お支払した永代使用料は戻ってきません。
また、所有権もありませんので、永代使用権を第三者に貸与、売買することもできません。
※霊園・墓地によって契約内容や規定が異なることがあります。
※分割、ローンでの支払はできません。
※不動産取得税や固定資産税、消費税などの税金は発生しません。
管理費は、使用する区画によって料金が規定されており、管理運営主に定期的(年一括、3年一括など)に支払う義務があります。
管理費は、霊園・墓地内の施設の維持・運営管理(参道整備、水道設備、駐車場、緑地、墓地清掃など)の用途に使用されます。
【参考】:1m2あたりの管理料
- 東京の公営霊園:620円~(自治体運営のため、負担の経費が低目に抑えられている)
- 民営霊園:5,000円~1万5,000円(永代使用料と同様、都市型霊園の方が郊外の霊園より高くなる傾向あり)
- 寺院墓地:6,000円~2万5,000円程度(寺院施設使用料、お布施や冥加金という名目で納めることもあり)
※上記はあくまで参考金額であり、実際の管理料に関しては、霊園・墓地それぞれ異なります。
※長期間にわたって管理費を滞納した場合、管理運営主が一定期間告知を行った上で、永代使用権が取り消されることもあります。
※消費税は発生しません。(一般的、税制上の観点から「永代使用料」と「管理費」は消費税が発生する対象ではありません)
- ◆ 彫刻 ◆
- 新規に墓石を建立した場合の費用に、基礎彫刻(家名・題字や題目・建立者名・建立日など)が含まれていることがほとんどですが、戒名(法名)彫刻に別途彫刻費用がかかる場合があります。
〔次のような形もあります・・・例)1名分:墓石費に含む。2名以降:別途○○万円〕
一般的に1名あたりの追加彫刻費用は、「2万円~6万円」前後の費用が必要となります。 - ◆ 納骨法要・埋葬 ◆
- 埋葬手数料・・・ご遺骨を埋葬する際に、通常石材店さんに手数料として支払われます。
霊園・墓地によって価格が異なりますが、1度の立ち会いで「1万円~3万円」が相場となっています。 - お布施・御車代・・・お寺やご僧侶への志ですので、定められた金額はありません。
判断がつかない場合は、参考までに霊園・墓地関係者にお問い合せされるのもよろしいでしょう。 - 法要施設利用料(寺院本堂、法要施設)・・・霊園・施設によって金額は異なります。
寺院本堂をご利用になられる場合は、お布施の志に含められるのがよろしいでしょう。 - 会食費・引出物代・お供物代
- 埋葬手数料・・・ご遺骨を埋葬する際に、通常石材店さんに手数料として支払われます。









